WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

『認識・知覚・情緒状態・行動の症状』に関連する検査項目

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01591

ニトラゼパムnitrazepam

3L165

ベンゾジアゼピン系の催眠作用を持つ抗てんかん剤である。血中濃度測定により中毒を予防する。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

03

 

02

 

 

3週

冷蔵

LC-MS/MS

ng/mL

20~100
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

03816

ジアゼパムdiazepam

3L130

代表的なマイナートランキライザーである。中毒の予防とともに服薬コンプライアンスの把握のために血中濃度測定が行われる。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

ng/mL

有効治療濃度 200~500
中毒域 1,000 以上
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

3~5日

03655

ガバペンチンgabapentin

3L215

GABA誘導体の一種であり、てんかんの部分発作に用いられる。腎不全患者で血中濃度測定が推奨される。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

管理料[470]

B001 2イ

3~5日

03918

クロバザムclobazam

3L145

他剤で効果が十分に認められない場合に併用される抗てんかん剤である。一部の薬剤と相互作用を持つため注意が必要である。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

03

 

02

 

 

3週

冷蔵

LC-MS/MS

ng/mL

クロバザム 30~300
デスメチルクロバザム 300~3,000
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

25396

レベチラセタムlevetiracetam

3L230

部分発作に対する主要薬の一種である抗てんかん剤である。神経終末のシナプス小胞蛋白2A(SV2A)との結合で、発作抑制作用を発揮する。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

12~46
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

25416

トピラマートtopiramate

3L225

部分発作に対する併用療法に用いられる抗てんかん剤である。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

5~20
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

25722

スチリペントールstiripentol

3L235

難治性てんかんDravet症候群の発作に対し、クロバザム、バルプロ酸と併用される薬である。種々の薬剤と相互作用があるため血中濃度測定による管理が必要がある。

血液
1

遠心

 

EDTA血漿
0.3

または

 

血清
0.3

14

 

02

 

 

02

 

 

4週

冷蔵

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

管理料[470]

B001 2イ

3~5日

25904

ルフィナミドrufinamide

3L240

Lennox-Gastaut症候群において他の抗てんかん剤と併用して使用される薬である。薬剤により相互作用が異なるため、血中濃度測定が有用である。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

管理料[470]

B001 2イ

3~5日

26652

ペランパネルperampanel

3L245

AMPA受容体拮抗剤であり、既存の抗てんかん剤とは異なる作用機序を持つ。

血液
1

遠心

 

EDTA血漿
0.3

または

 

血清
0.3

14

 

02

 

 

02

 

 

4週

冷蔵

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

ng/mL

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

26735

ラコサミドlacosamide

3L248

部分発作に有効な抗てんかん剤である。既存の抗てんかん剤とは異なる作用機序を持つ。

血液
1

遠心

 

EDTA血漿
0.3

または

 

血清
0.3

14

 

02

 

 

02

 

 

4週

冷蔵

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

13441

ブリーバラセタム

3L253

てんかん患者の部分発作に対して用いる。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

または

 

EDTA血漿
0.3

03

 

02

 

 

02

 

 

4週

冷蔵

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

管理料[470]

B001 2イ

3~5日

04585

クロチアゼパム

心身症、自律神経失調症に用いられるベンゾジアゼピン系の抗不安剤である。連用により薬物依存を生じることがあるので、用量用法には注意が必要である。

血液
3

遠心

 

血清
1

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

4~6日

04586

フルニトラゼパム

ベンゾジアゼピン系の催眠鎮静・抗不安剤である。効き目や安全性が高く、麻酔前投薬にも用いられる。

血液
3

遠心

 

血清
1

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

4~6日

04607

エスタゾラム

不眠症の治療や、麻酔前投薬に用いられるベンゾジアゼピン系催眠剤・抗不安剤である。リトナビルとの併用で血中濃度が上昇する。肝障害や腎障害では排泄が遅延する恐れがある。

血液
3

遠心

 

血清
1

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

4~6日

04687

アルプラゾラム

心身症に広く用いられるベンゾジアゼピン系のマイナートランキライザーである。相互に血中濃度の変化が起こるので併用薬剤には注意が必要である。腎障害では排泄が遅延する恐れがある。

血液
3

遠心

 

血清
1

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

4~6日

26782

エチゾラム

不安神経症や睡眠障害の改善に用いられるチエノトリアゾロジアゼピン系薬剤である。過量投与により運動失調、低血圧、呼吸抑制、意識障害などが現れることがある。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

4~6日

26781

トリアゾラムtriazolam

3L487

催眠鎮静作用のある超短時間作用型のベンゾジアゼピン系薬剤である。効果には個人差があり、依存性や離脱症状、健忘といった重大な副作用を持つ。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

4~6日

26779

ニメタゼパムnimetazepam

中時間作用型の催眠鎮静作用のあるベンゾジアゼピン系薬剤である。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

4~6日

26780

ブロマゼパムbromazepam

3L110

抗不安作用のある中時間作用型のベンゾジアゼピン系薬剤である。妊婦、産婦、授乳婦などへの投与には注意が必要である。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

4~6日

26889

ゾルピデム

非ベンゾジアゼピン系構造を持ち、半減期が短い短期作用型の精神・神経系用薬である。肝機能の低下により作用が強くあらわれる恐れがある。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

4~6日

26890

ゾピクロン

睡眠障害の改善や麻酔前投与に使用される非ベンゾジアゼピン系薬剤である。効果には個人差が認められる。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

4~6日

00524

FAX

リチウムlithium

3L320

双極性障害の躁状態の治療薬である。中毒の予防と服薬コンプライアンスを把握する目的で血中濃度を測定する。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

原子吸光法

mEq/L

0.3~1.2
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

25515

レボメプロマジンlevomepromazine

3L315

フェノチアジン系の薬剤である。過剰投与により中枢神経系の抑制や血圧低下、錐体外路症状などが起こる。

血液
3

遠心

 

血清
1

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

4~6日

03235

イミプラミン・デシプラミンimipramine & desipramine

3L310

イミプラミンは三環系抗うつ剤の一種である。活性代謝物のデシプラミンを同時測定する。過剰投与により抗コリン作用が主症状として出現する。

血液
3

遠心

 

血清
1

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

4~6日

01605

FAX

プロカインアミドprocainamide

3L890

心臓の刺激伝導を抑制する抗不整脈剤である。心機能が低下した患者では血中半減期が延長する。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

HEIA

μg/mL

4~8
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

01608

FAX

リドカインlidocaine

3L875

期外収縮、発作性頻脈の治療薬である。肝疾患で半減期が延長する。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

EMIT

μg/mL

有効治療濃度 1.5~5.0
中毒域 5.1 以上
静注 投与後2時間
点滴静注 終了後6~12時間

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

03722

アプリンジンaprindine

3L855

頻脈性不整脈の治療剤で、他の薬剤に抵抗性を持つ場合にも用いられる。肝臓で代謝されるため肝機能障害では高値となるので注意が必要である。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

0.25~1.25
経口 投与直前(トラフ)および
投与後2~4時間(ピーク)
静注 投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

04896

プロパフェノンpropafenone

3L897

Naチャネル遮断薬で、頻脈性不整脈の治療薬である。代謝速度の個人差が大きいため血中濃度測定が有用である。

血液
2

遠心

 

ヘパリン血漿
0.5

10

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

ng/mL

50~1500
経口 投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

3~5日

02494

メキシレチンmexiletine

3L880

心室性不整脈に有効性が高い抗不整脈剤である。肝臓で代謝され、治療域の血中濃度幅が狭いため血中濃度測定が行われる。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

0.5~2.0 (不整脈患者)
投与直前(トラフ)または
投与後約3時間(ピーク)

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

05309

フレカイニドflecainide

3L905

強い作用を持つ頻脈性不整脈の治療剤である。主として肝臓のCYP2D6で代謝され、相互作用に注意を要するため、血中薬物濃度測定が行われる。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

ng/mL

200~1,000

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

25715

ソタロールsotalol

3L801

比較的重症な心室細動や心室頻拍で経口投与される抗不整脈剤である。用量依存的にQT延長とTorsades de pointesを招きやすいため血中濃度が測定される。

血液
1

遠心

 

EDTA血漿
0.3

または

 

血清
0.3

14

 

02

 

 

02

 

 

4週

冷蔵

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

管理料[470]

B001 2イ

3~6日

01600

FAX

ジゴキシンdigoxin

3L765

代表的なジギタリス性強心配糖体である。特に腎機能が低下した患者で至適投与量を知るために血中濃度を測定する。

血液
2

遠心

 

血清
0.4

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

EIA

ng/mL

0.5~1.5
経口 投与直前(トラフ)または
投与後6時間以降
注射剤 投与直前(トラフ)または
静注後3時間以降

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

01610

ゲンタマイシンgentamicin

3M606

代表的なアミノグリコシド系抗生物質である。排泄は腎機能に依存し、血中濃度測定が重要である。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

EMIT

μg/mL

グラム陰性菌感染症
に対する標準治療
ピーク 15~20
トラフ 1 未満

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

01611

トブラマイシンtobramycin

3M602

緑膿菌、変形菌などに有効なアミノグリコシド系抗生物質である。腎障害を来す恐れがあり、血中濃度測定は必要である。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

HEIA

μg/mL

グラム陰性菌感染症
に対する標準治療
ピーク 15~20
トラフ 1 未満

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

01612

アミカシンamikacin

3M601

ゲンタマイシン耐性緑膿菌などに有効なアミノグリコシド系抗生物質である。血中濃度測定で腎毒性、聴神経障害を予防することが可能である。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

KIMS

μg/mL

グラム陰性菌感染症
に対する標準治療
ピーク 50~60
トラフ 4 未満

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

06523

アルベカシンarbekacin

3M613

メチシリン・セフェム耐性の黄色ブドウ球菌に有効なアミノグルコシド系抗生物質である。腎機能低下者での副作用に注意が必要である。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

LA(ラテックス凝集比濁法)

μg/mL

ピーク 15~20
トラフ 1~2 未満

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

01786

テイコプラニンteicoplanin

3M532

MRSAに優れた抗菌力を持つグリコペプチド系抗生物質である。腎障害患者や高齢者では血中濃度測定を行い慎重に投与する。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

LA(ラテックス凝集比濁法)

μg/mL

15~30
投与前30分以内(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

27038

メサドンmethadone

3L695

がん疼痛治療に使用される医療用のオピオイド鎮痛剤である。適量には個人差が大きい。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

5~11日

26783

モルヒネmorphine

3L700

がん疼痛、咳発作、下痢症状の改善に使用される代表的なオピオイド鎮痛剤である。連用により耐性や依存性があらわれる。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

5~11日

26787

オキシコドン

がん疼痛症状の改善に使用される医療用のオピオイド鎮痛剤である。過剰投与により呼吸抑制、意識不明、痙攣、錯乱、血圧低下などが起こる。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

5~11日

26789

コデインcodeine

3M005

がん疼痛、咳発作、下痢症状の改善に使用される医療用のオピオイド鎮咳剤である。過剰投与により呼吸抑制、意識不明、痙攣、錯乱、血圧低下などが起こる。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

5~11日

12392

プレガバリンpregabalin

神経障害性疼痛や線維筋痛症に伴う疼痛に効果を示す薬剤である。腎機能が低下している場合には血中濃度が高くなるので注意が必要である。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

または

 

EDTA血漿
0.3

または

 

ヘパリン血漿
0.3

03

 

02

 

 

02

 

 

02

 

 

4週

冷蔵

 

4週

冷蔵

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

3~5日

12479

L-ドーパL-dopa

3L555

脳内でドーパミンに転換され、パーキンソン病の症状を改善する薬剤である。血中濃度測定で過剰投与を防止する。

血液
5

冷遠

EDTA血漿
2

14

02

 

 

LC-MS/MS

ng/mL

投与直前(トラフ)

3~5日

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