WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 有効治療濃度
採血時期
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

05092

ピルシカイニド

3L896-0000-022-205

血液
2

遠心

 

ヘパリン血漿
0.5

10

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

0.2~0.9
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

項目
コード
検査項目

05092

ピルシカイニド

3L896-0000-022-205

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

ヘパリン血漿
0.5

10

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

μg/mL

0.2~0.9
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

備考

算定

  • チャート参照:特定薬剤治療管理料

参考

  • 主な商品名:サンリズム

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

診療報酬

  • 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
  • 実施料:管理料[470]
  • 診療報酬区分:B001 2イ

チャート

特定薬剤治療管理料

容器

容器番号10:ヘパリン容器

  • 採取量: 4mL・9mL
  • 添加剤: ヘパリンNa
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: アミノ酸分析,
    微量金属,
    染色体検査

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

検査項目解説

臨床的意義

頻脈性不整脈治療剤である。腎排泄型の薬剤であり腎機能を把握しながら血中濃度測定が行われる。

1.作用
 ピルシカイニドは、難治性の頻脈性不整脈の治療薬である。Vaughan Williams分類では、Ⅰc群に属している。

 基礎心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症)があり、心不全を来す恐れのある患者は心室頻拍、心室細動などを起こしやすいので投与に際しては慎重に観察するよう指示されている薬剤である。

 健康成人に50 mg単回経口投与後、1~2時間後に最高濃度に達し、半減期は4~5時間と報告されている。

 腎排泄型の薬剤なので、クレアチニンクリアランスを指標にして投与間隔や投与量が決定され、血中濃度測定で管理が行われる。

2.禁忌
 うっ血性心不全、高度の房室ブロックや洞房ブロックのある患者には投与しない。

3.採血時期
 次回投与直前(トラフ)。

【主に用いられる疾患】

不整脈

【副作用】

心室頻拍心室細動肝障害急性腎不全

関連疾患

I49.9.2:不整脈 I30-I52:その他の心疾患
I47.2.4:心室頻拍 I30-I52:その他の心疾患
I49.0.4:心室細動 I30-I52:その他の心疾患
K76.9.4:肝障害 K70-K77:肝疾患
N17.9.1:急性腎不全 N17-N19:腎不全
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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