検査項目解説 掲載内容は、2022 年 5 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
02993 |
黄体形成ホルモン (LH)4A030-0000-023-051 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA | mIU/mL |
包括108 D008 13 生Ⅱ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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02993 |
黄体形成ホルモン (LH)4A030-0000-023-051 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
mIU/mL |
包括108 D008 13 生Ⅱ |
2~3日 |
備考
基準
- チャート参照:「LH/FSH」基準値
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:内分泌学的検査/黄体形成ホルモン(LH)
- 実施料:包括108
- 診療報酬区分:D008 13
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
チャート

臨床的意義
下垂体前葉より分泌されるゴナドトロピン。女性では年令と性周期で大きく変動。
黄体形成ホルモン(LH)は卵胞刺激ホルモン(FSH)とともに下垂体より分泌されるゴナドトロピンである。卵巣や精巣などの性腺を刺激して性腺機能を維持する働きがあり、LH-RHによる刺激と性ステロイドホルモンによるフィードバックによりコントロールされている。また、下垂体自体は視床下部や性腺など他の内分泌臓器とネットワークを組んで機能しているため、LH測定はその把握にも役立つ。
LH基礎分泌量は思春期前は低値であり、思春期後は徐々に増加し20歳代前半でピークを迎える。女性では性周期により値が大きく変化するほか、閉経後は卵巣などの標的臓器の機能低下にともない、40歳半ばより急速に上昇する。
【高値を示す病態】
性腺機能低下・不全症
(卵巣、または精巣機能低下症、[Turner症候群、Klinefelter症候群、睾丸女性化症候群など])
【低値を示す病態】
下垂体機能低下・不全症
(下垂体機能低下症、視床下部機能低下症、神経性食欲異常症、Sheehan症候群、Simmonds症候群)
参考文献
岩佐 武, 他: 産婦人科治療 87, 243, 2003.