WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

26976

バニリルマンデル酸 〈クレアチニン補正〉
(VMA)

4E060-0000-001-205

尿
1

25

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mg・Cr

1.2~4.9

90

D008 4

生Ⅱ

3~4日

項目
コード
検査項目

26976

バニリルマンデル酸 〈クレアチニン補正〉
(VMA)

4E060-0000-001-205

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
尿
1

25

冷蔵

LC-MS/MS
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

μg/mg・Cr

1.2~4.9

90

D008 4

生Ⅱ

3~4日

備考

基準

  • チャート参照:正常児参考基準値

報告

  • バニリルマンデル酸濃度(mg/L)およびクレアチニン値(mg/dL)もご報告します。

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/バニールマンデル酸(VMA)
  • 実施料:90
  • 診療報酬区分:D008 4
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

チャート

「尿中VMA/HVA(クレアチニン補正)」正常児参考基準値

容器

容器番号25:尿一般容器

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 尿一般検査

検査項目解説

臨床的意義

カテコールアミンの最終代謝産物である。カテコールアミン産生腫瘍(褐色細胞腫、神経芽細胞腫)の診断と経過観察に用いられる。

 バニリルマンデル酸(VMA)は、カテコールアミン(ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリンなど)の最終代謝産物で、主にカテコールアミン産生腫瘍(褐色細胞腫、神経芽細胞腫)の診断に用いられる。血中のカテコールアミン量は日内変動があり、ストレスなどで大きく変わるため、蓄尿による代謝産物の定量がより正確に平均的分泌量を反映する。

 褐色細胞腫は、副腎髄質や交感神経節のクロム親和性細胞から発生し、高血圧、心悸亢進、頭痛、吐気などの症状を来す。症状には発作型と持続型の2つの型があるが、発作型褐色細胞腫の非発作時でも尿中カテコールアミンやその代謝物であるメタネフリンやホモバニリン酸(HVA)などの上昇が認められる。

 神経芽細胞腫は小児に好発する腹部悪性腫瘍で、80 %以上に尿中VMAの排泄増加がみられる。HVAの同時測定でさらに診断効率が上昇する。

 カテコールアミンの作用不足により起立性低血圧症を来すShy-Drager症候群では、尿中VMAは低値となる。

【高値を示す疾患】

神経芽腫褐色細胞腫

【低値を示す疾患】

家族性自律神経失調症シャイ・ドレーガー症候群

備考

  • チャート参照:カテコールアミンの代謝経路

関連疾患

C74.9.2:神経芽腫 C73-C75:甲状腺・内分泌腺腫瘍
D35.0.2:褐色細胞腫 D10-D36:良性腫瘍
G90.1.1:家族性自律神経失調症 G90-G99:その他の神経系疾患
G90.3.1:シャイ・ドレーガー症候群 G90-G99:その他の神経系疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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