WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

04802

ニューモシスチス・カリニ(Pneumocystis jirovecii)-DNA同定

6B614-0000-061-851

単独検体

呼吸器系材料/その他

指定容器 

55

 

-20℃以下

PCR法

検出せず

5~7日

項目
コード
検査項目

04802

ニューモシスチス・カリニ(Pneumocystis jirovecii)-DNA同定

6B614-0000-061-851

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

単独検体

呼吸器系材料/その他

指定容器 

55

 

-20℃以下

PCR法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

検出せず

5~7日

備考

検体

  • 必ず遺伝子検査の専用検体としてご提出ください(同一検体で病原体核酸検査以外の項目との重複依頼は避けてください)。

容器

容器番号55:感染症遺伝子増幅検査用容器

  • 容量: 15mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 結核菌群同定,
    MAC同定-DNA

参考文献

Kitada, K. et al.: J. Clin. Microbiol. 29, 1985, 1991.

検査項目解説

臨床的意義

ニューモシスチス肺炎の起因菌として知られているニューモシスチス・カリニのDNAを同定する検査である。

 ニューモシスチス・カリニ(Pneumocystis jirovecii)は、子嚢菌門に属する真菌の一種であり、日和見感染症であるニューモシスチス肺炎(旧称:カリニ肺炎)の起因菌である。ヒトが唯一の病原層でありヒト間で伝播すると考えられている。ニューモシスチス肺炎の3主徴として発熱、乾性咳嗽、呼吸困難が挙げられるが、他の肺炎と比し特徴的な症状はない。

 ニューモシスチス肺炎は、後天性免疫不全症候群(AIDS)患者の60~80 %に発症し、本疾患の診断後にADISが判明することも珍しくない。また、多くの人が不顕性に感染しており、免疫機能の低下により発症する。また、生物学的製剤の登場により関節リウマチや炎症性腸疾患患者での本肺炎の発症が問題になっている。

 ニューモシスチス・カリニは、基礎疾患のない人でも検出されることがあるため、診断には臨床像、画像所見、血中β-D-グルカンの検査値など複合的な判断が必要となる。

【陽性を示す疾患】

ニューモシスチス肺炎ニューモシスティス症

関連疾患

B59.1:ニューモシスチス肺炎 B50-B64:原虫症
B59.2:ニューモシスティス症 B50-B64:原虫症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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