WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

27317

感染性ぶどう膜炎マルチスクリーニング[感染症血清反応]

単独検体開栓厳禁

眼内液
75μL

指定容器 

87

 

マルチプレックスリアルタイムPCR法

検出せず

2~4日

項目
コード
検査項目

27317

感染性ぶどう膜炎マルチスクリーニング[感染症血清反応]

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

単独検体開栓厳禁

眼内液
75μL

指定容器 

87

 

マルチプレックスリアルタイムPCR法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

検出せず

2~4日

備考

項目

  • チャート参照:「感染性ぶどう膜炎マルチスクリーニング」検出可能な病原体

検体

  • 必ず専用検体としてご提出ください。
  • 眼内液:前房水または硝子体液
  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。

チャート

「感染性ぶどう膜炎マルチスクリーニング」検出可能な病原体

容器

容器番号87:感染性ぶどう膜炎マルチ検査用容器

  • 容量: 75μL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:外袋表示
  • 主な検査項目: 感染性ぶどう膜炎
    マルチスクリーニング

参考文献

中野聡子: 眼科 59, (12), 1479, 2017.
蕪城俊克: Retina Medicine 5, (2), 163, 2016.

検査項目解説

臨床的意義

ぶどう膜炎の原因を調べる検査である。感染性か非感染性かの情報を得ることが可能である。

 ぶどう膜は、眼科領域における虹彩・毛様体・脈絡膜の総称である。ぶどう膜炎は何らかの原因によりそれらの部位および隣接する組織に炎症を起こすもので、視力の低下や重篤になると失明に至ることもある疾患である。

 ぶどう膜炎の原因は多岐にわたり、非感染性(80 %)および感染性(20 %)の2つに大別されるが、ぶどう膜炎症例の1/3は原因不明とされている。

 非感染性ぶどう膜炎の原因として、原因不明の難病であるベーチェット病、サルコイドーシス、Vogt-小柳-原田病があり、これらは三大ぶどう膜炎と呼ばれている。一方、結核性ぶどう膜炎、ヘルペスウイルスによるぶどう膜炎、トキソプラズマ網膜症、サイトメガロウイルス網膜症、細菌性眼内炎など、病原体の眼内への感染で起きる場合もある。

 非感染性と感染性の鑑別は困難な場合があり、感染性ぶどう膜炎が非感染性と診断され、副腎皮質ステロイドの投与などが開始された場合、さらに重大な事態を引き起こす危険性がある。感染性ぶどう膜炎マルチスクリーニングは、感染性ぶどう膜炎の原因となるもののうち、9種類の病原体をマルチプレックスリアルタイムPCR法により、網羅的に検出することが可能である。

 本検査は、微量の検体から病原体を検出することが可能なため、ぶどう膜炎の早期の原因鑑別および治療方針に関し有用性が高い。

【陽性を示す疾患】

ぶどう膜炎

関連疾患

H20.9.1:ぶどう膜炎 H15-H22:強膜・角膜・虹彩・毛様体の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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