WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

13046

抗gp210抗体

血液
2

遠心

 

血清
0.4

01

 

02

 

 

2カ月

EIA

units

20.0 以下
(参考基準値)

3~16日

項目
コード
検査項目

13046

抗gp210抗体

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

01

 

02

 

 

2カ月

EIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

units

20.0 以下
(参考基準値)

3~16日

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

Nakamura, M. et al.: J. Hepatol. 42, (3), 386, 2005.

検査項目解説

臨床的意義

抗gp210抗体は、PBCでみられる自己抗体である。PBCの本抗体の持続高値症例では、肝不全への進展など予後不良例が高頻度で認められるとされている。

 原発性胆汁性胆管炎(PBC)は、中高年女性に好発し、胆管障害と胆汁うっ滞による黄疸などを主徴とする指定難病である。国内の推定患者数は、5~6万人とされている。

 PBCは、臨床症状や肝機能と抗ミトコンドリア抗体(AMA)検査の結果などから判断されるが、AMA以外の抗セントロメア抗体や抗核膜孔抗体(抗gp210抗体)などの抗核抗体でも陽性を示す。

 抗gp210抗体は、PBC患者の約20~30 %で検出され、その特異度はほぼ100 %とされている。また、本抗体の持続高値症例では、肝不全への進展など予後不良例が高頻度で認められる。

 本検査は、国内未承認の研究用検査だが、欧州肝臓学会など海外では既に診断補助および予後予測指標として利用されており、将来臨床的な利用が期待されている。

【高値を示す疾患】

原発性胆汁性胆管炎

関連疾患

K74.3.4:原発性胆汁性胆管炎 K70-K77:肝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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