WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

血中のリウマチ因子を定量する検査である。関節リウマチのスクリーニングなどに有用である。

IgGクラスのRFを検出する検査である。関節リウマチで病態の把握や治療効果の判定に有用である。

関節リウマチにおいて血中に増加する抗体を測定する検査である。RFよりも活動性を鋭敏に反映し、高い陽性率を示すといわれている。

関節リウマチに対する特異的なマーカーである。ケラチン結合タンパク質のシトルリン化部位ペプチドに対する抗体で、RFより感度・特異度に優れる。

細胞の核内に含まれる抗原性物質に対する抗体群を検出する検査である。それぞれの抗核抗体の存在を調べるスクリーニング検査として用いられる。

DNAに対する自己抗体を測定する検査である。SLEなどの膠原病の診断に用いられる2本鎖DNAに特異的な抗体検査である。

2本鎖DNAに対する抗体をクラス別に測定する検査である。IgG型はSLEの活動性と相関する。

2本鎖DNAに対する抗体をクラス別に測定する検査である。IgG型はSLEの活動性と相関する。

1本鎖DNAに対する抗体をクラス別に測定する検査である。IgGはSLE、IgMはリウマチ性疾患で高値となる。

広く自己免疫疾患で陽性となる自己抗体である。抗Sm抗体陰性で抗RNP抗体が陽性であれば、混合性結合組織病が疑われる。

非ヒストン核タンパク抗原に対する抗核抗体のひとつである。SLEに対して疾患特異性が高い自己抗体である。

抗SS-A抗体、抗SS-B抗体ともシェーグレン症候群で高値となる自己抗体である。A抗体は他の膠原病でも高頻度で検出され、B抗体はシェーグレン症候群に対して特異性が高い。

抗SS-A抗体、抗SS-B抗体ともシェーグレン症候群で高値となる自己抗体である。A抗体は他の膠原病でも高頻度で検出され、B抗体はシェーグレン症候群に対して特異性が高い。

SScに対し特異性の高い自己抗体検査である。びまん皮膚硬化型全身性強皮症にきわめて特異性が高い。

骨格筋に特異的な自己抗体8種のうち、5種類を網羅的に測定する検査である。抗Jo-1抗体を含み、PM/DMの25～30 %で陽性を示す。

筋症状のみられないDMの診断に有用な検査である。陽性の場合、難治性の急速進行性間質性肺炎を併発することが多い。

DMの補助診断に用いられる検査である。本抗体陽性のDM患者は、ゴットロン徴候やヘリオトロープ疹などの典型的な皮膚症状が認められ、治療反応性はよい。

皮膚筋炎の補助診断に用いられる検査である。成人では陽性の場合、悪性腫瘍の合併率が高い。

染色体の動原部に特異的に反応する自己抗体である。SScの一病型である限局皮膚硬化型全身性強皮症で高頻度に検出される。

橋本病、バセドウ病の診断に有用な自己抗体を測定する検査である。抗TPO抗体と同時に測定することで陽性率が高くなる。

甲状腺マイクロゾーム抗体と同一の検査である。橋本病、バセドウ病で上昇し、診断に有用である。

糖尿病のインスリン療法時の治療抵抗性を見るために行われる検査である。インスリンが異常値の場合も存在が疑われる。

膵ランゲルハンス島由来分子に対する自己抗体を測定する検査である。IDDMの診断に役立ち、NIDDMとの鑑別に有用な検査である。

膵ランゲルハンス島関連自己抗体の一種である。若年発症型の1型糖尿病で高い陽性率を示す。

ミトコンドリアに対する自己抗体である。PBCで高頻度に検出されるが、特異性は抗ミトコンドリアM2抗体の方が優れている。

ミトコンドリアに対する自己抗体である。PBCで高頻度に検出されるが、特異性は抗ミトコンドリアM2抗体の方が優れている。

抗gp210抗体は、PBCでみられる自己抗体である。PBCの本抗体の持続高値症例では、肝不全への進展など予後不良例が高頻度で認められるとされている。

Ⅱ型自己免疫性肝炎患者に特異的に検出される自己抗体である。PBCやⅠ型自己免疫性肝炎との鑑別に用いられる。

自己免疫性水疱症である天疱瘡の診断に有用な検査である。1と3の2つの型を検査することは病態のタイピングに有用である。

自己免疫性水疱症である天疱瘡の診断に有用な検査である。1と3の2つの型を検査することは病態のタイピングに有用である。

自己免疫性水疱性疾患のひとつである類天疱瘡で陽性となる自己抗体である。病態や治療効果の把握に適している。

急速進行性腎炎、巣状壊死性腎炎、半月体形成性腎炎など予後不良な血管炎の診断、経過観察に用いられる自己抗体である。

急速進行性腎炎やGoodpasture症候群の患者血清から検出される自己抗体である。

胃壁細胞の原形質に対する自己抗体である。悪性貧血患者の血中で高頻度に検出される。

凝固因子とリン脂質の複合体に対する自己抗体である。習慣性流産を来す抗リン脂質抗体症候群の鑑別に有用である。

代表的な抗リン脂質抗体であり、リン脂質抗体症候群の診断に有用である。

代表的な抗リン脂質抗体であり、リン脂質抗体症候群の診断に有用である。

代表的な抗リン脂質抗体であり、リン脂質抗体症候群の診断に有用である。

抗カルジオリピン抗体IgG/IgMおよび抗β₂GPI抗体IgG/IgMの4項目を同時に測定する検査で、APSの診断に有用である。

フォスファチジルセリンに結合したプロトロンビンに対する自己抗体を測定する検査である。不育症や血栓症との関連が示唆されている。

神経伝達物質であるアセチルコリンの受容体に対する自己抗体である。重症筋無力症に特異的な検査である。

神経筋接合部の筋肉側に存在する膜貫通タンパク質に対する自己抗体である。抗アセチルコリン受容体抗体が陰性の重症筋無力症の診断に有用である。

血小板の膜抗原に対する抗体を測定する検査である。血小板表面IgGと同様に特発性血小板減少性紫斑病（ITP）で陽性を示す。

血小板減少症を引き起こす抗血小板抗体のうち、血小板表面に結合しているIgGを測定する検査である。

抗凝固薬であるヘパリン投与で惹起される血小板減少症の診断マーカーである。陽性の場合、ヘパリン使用は禁忌とされる。