WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

07778

曜日指定

WT1 mRNA定量 〈血液〉

8C505-9962-019-875

開栓厳禁

EDTA加血液
7

 

89

 

冷蔵

リアルタイムRT-PCR法

コピー/μg RNA

2520

D006-9

遺染

3~5日

項目
コード
検査項目

07778

曜日指定

WT1 mRNA定量 〈血液〉

8C505-9962-019-875

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

開栓厳禁

EDTA加血液
7

 

89

 

冷蔵

リアルタイムRT-PCR法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

コピー/μg RNA

2520

D006-9

遺染

3~5日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)

依頼

  • 『遺伝子検査依頼書』をご利用ください。

検体

  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。

基準

  • 急性骨髄性白血病 早期再発診断の参考基準値
    • 末梢血:200 コピー/μg RNA、骨髄液:1,300 コピー/μg RNA
    小児ALL寛解を判定するための参考基準値
    • 末梢血:220 コピー/μg RNA、骨髄液:1,820 コピー/μg RNA
    骨髄異形成症候群 鑑別診断の暫定的カットオフ値
    • 末梢血:50 コピー/μg RNA、骨髄液:500 コピー/μg RNA

「遺伝子関連検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]「遺伝子解析検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    [ご参考]「弊社の倫理方針」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:WT1 mRNA
  • 実施料:2520
  • 診療報酬区分:D006-9
  • 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査

急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、または骨髄異形成症候群の診断補助または経過観察時に行った場合に、1月に1回を限度として算定できます。

容器

容器番号89:遺伝子検査用容器

  • 採取量: 7mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 遺伝子検査

参考文献

宮脇修一, 他: 臨床血液 46, 1279, 2005.

検査項目解説

臨床的意義

AMLやMDSにおいて高い発現量を示すWT1遺伝子を定量する検査である。モニタリングマーカーとして早期の再発診断や予後判定に有用である。

 WT1遺伝子は、急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia:AML)や骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndrome:MDS)の患者において高い発現量を示すがん関連遺伝子である。WT1遺伝子は、11番染色体短腕(11p13)に座位する。1990年にCallらによって、小児に好発する腎癌として古くからよく知られていたWilms腫瘍の原因遺伝子として単離された。

 WT1遺伝子は、増殖関連遺伝子の転写調因子として機能しており、泌尿器系の正常な発達に不可欠な遺伝子である。WT1遺伝子 mRNAの発現量は、予後と関係しており、治療により陰性化した場合でも再発時には再度上昇することが知られている。

 本検査は、白血球中のWT1遺伝子のmRNA量をリアルタイムRT-PCR法により定量解析する。AMLの診断の補助や経過観察、さらにAMLのMRD(微小残存病変)を高感度に検出することが可能であるため、AMLやMRDのモニタリングマーカーとして早期の再発診断や予後判定に有用である。

【高値を示す疾患】

急性リンパ性白血病急性骨髄性白血病骨髄異形成症候群

関連疾患

C91.0.16:急性リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92.0.3:急性骨髄性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D46.9.1:骨髄異形成症候群 D37-D48:その他の腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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