WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 5 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

13008

クロストリジオイデス・ディフィシル GDH抗原・毒素検出

5E110-0000-015-190

 

糞便
1g

 

29

3日

冷蔵

イムノクロマトグラフィー法

80

D012 12

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

13008

クロストリジオイデス・ディフィシル GDH抗原・毒素検出

5E110-0000-015-190

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

 

糞便
1g

 

29

3日

冷蔵

イムノクロマトグラフィー法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

80

D012 12

免疫

2~3日

備考

項目

  • toxin A・toxin Bの区別はできません。

検体

  • 細菌検査用スワブでのご提出は避けてください。
  • 検体量の目安は、液状便で1mL、固形便で小指大です。

基準

  • 基準値はGDH抗原(-)毒素(-)です。判定保留の場合は、検体を再採取の上、再度ご依頼いただくことをおすすめします。

「微生物学検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]微生物学検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください(項目に依頼書の指定があるものを除く)。また、注意事項がありますので、「微生物学検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    喀痰をご提出の場合は、「喀痰の品質評価について」(チャート参照)をご参照ください。
    検査の報告表記については、「塗抹検査の報告表記」(チャート参照)、「培養同定検査の報告表記」(チャート参照)をご参照ください。

診療報酬

  • 保険名称:感染症免疫学的検査/クロストリジオイデス・ディフィシル抗原定性
  • 実施料:80
  • 診療報酬区分:D012 12
  • 判断料区分:免疫学的検査

容器

容器番号29:採便容器

  • 採取量: 3~5g
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 糞便検査

参考文献

西尾美津留, 他: 医学検査 63, (5), 635, 2014.

検査項目解説

臨床的意義

抗菌薬関連下痢症・腸炎の主要な原因菌であるクロストリジオイデス・ディフィシルの糞便中のtoxin Aおよびtoxin Bに加えてC. difficile抗原とよばれるグルタミン酸脱水素酵素(GDH)を検出する検査である。

 クロストリジオイデス・ディフィシル(Clostridioides difficile)は、偏性嫌気性のグラム陽性桿菌で、抗菌薬関連下痢症・腸炎の主要な原因菌のひとつである。また、芽胞形成菌であるため、アルコール消毒等が無効であることに加え、多くの抗菌薬に耐性を示し集団発生も起こしやすく、院内感染対策においても注意が必要である。

 クロストリジオイデス・ディフィシル感染症(CDI)は、主に、すでにC. difficileに感染している患者への抗菌薬使用により、消化管微生物叢が撹乱され菌交代が起こることで、腸炎等を引き起こす。病原性を持つ毒素であるtoxin Aとtoxin Bによって発症するため、CDI診断には毒素の検出または 遺伝子検出法によって行われる。

 本検査は、糞便中のtoxin Aおよびtoxin Bに加えてC. difficile抗原とよばれるグルタミン酸脱水素酵素(GDH)を検出する。GDHは毒素産生の有無にかかわらず多く産生されており、GDH抗原検出は培養検査と高い一致率を示す。毒素とGDH抗原の結果を組み合わせることで、CDIの診断またはCDIの否定が可能である。なお、GDH抗原が陽性(+)で毒素が陰性(-)の場合は、高感度な遺伝子検出法による確認が診療ガイドラインで推奨されている。

【陽性を示す疾患】

クロストリジオイデス・ディフィシル腸炎

関連疾患

A04.7.1:クロストリジオイデス・ディフィシル腸炎 A00-A09:腸管感染症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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