検査項目解説 掲載内容は、2022 年 5 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00794 |
沈渣[腹水・胸水・穿刺液検査]1Z045-0000-040-310 |
|
27 |
冷蔵 |
遠沈鏡検法 | 2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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00794 |
沈渣[腹水・胸水・穿刺液検査]1Z045-0000-040-310 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
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27 |
冷蔵 |
遠沈鏡検法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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2~3日 |
臨床的意義
腹水・胸水を検鏡して腹腔内、胸膜内の炎症や悪性腫瘍を診断する検査。
腹水や胸水などの穿刺液中には一般に白血球(多形核白血球・リンパ球)、赤血球などの血球細胞や中皮細胞や食細胞などがみられる。
特に漏出液に認められるのはほとんどが食細胞である。赤血球は結核や悪性腫瘍のときに多量に出現する。一方、白血球は血中に存在しているものと異なり変性・変形していたり細胞質が萎縮していたりする場合が多い。
本検査で最も意義のあるものは腫瘍細胞で、漿膜壁の腫瘍から脱落してくる場合と漿膜液中に浮遊・増殖している場合がある。
【異常を示す病態】
炎症性疾患、肝癌、胃癌、卵巣癌、悪性リンパ腫などの腹腔内腫瘍