WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00043

遊離コレステロール
(F-Cho)

3F065-0000-023-271

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

1週

冷蔵

酵素法

mg/dL

34~66

包括11

D007 1

生Ⅰ

1~2日

項目
コード
検査項目

00043

遊離コレステロール
(F-Cho)

3F065-0000-023-271

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

1週

冷蔵

酵素法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

mg/dL

34~66

包括11

D007 1

生Ⅰ

1~2日

備考

検体

  • チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。

基準

  • コレステロールエステル比
    70~80 %

参考

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/遊離コレステロール
  • 実施料:包括11
  • 診療報酬区分:D007 1
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

チャート

多項目同時依頼の血清量目安(生化学検査・免疫血清学検査)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

長山早苗, 他: 臨床検査機器・試薬 17, 341, 1994.

検査項目解説

臨床的意義

総コレステロールと同時測定し、その比を見ることで、肝実質障害の程度を推定する指標である。

 コレステロールとは、生体内に存在する脂質のひとつであり、ステロイドホルモンや胆汁酸の材料、細胞の膜構成成分として利用される重要な物質で、血中では約70 %がエステル型で存在する。

 血清中のコレステロールは、健常者では、約2/3が脂肪酸と結合したエステル型、約1/3が遊離型で存在する。エステル型になるためには、レシチンコレステロールアシルトランスフェラーゼ(LCAT)の作用を受ける必要がある。LCATは肝臓で合成されるため、総コレステロールに対するエステル型の比率(コレステロール/エステル比)は、重症肝実質障害の指標として利用されている。

 エステル型コレステロールは、LCAT欠損症はもとより、急性・慢性肝炎、肝硬変、閉塞性黄疸などにより低下を示し、エステル比もこれに伴って低下する。この他、遊離コレステロール値は、腸管からの吸収や異化、リポ蛋白代謝の速度などの影響を受ける。

 エステル型コレステロール値は、総コレステロール値から遊離コレステロール値を差し引くことにより求められる。

【高値を示す疾患】

脂質異常症ネフローゼ症候群LCAT欠損症

【低値を示す疾患】

肝硬変症

関連疾患

E78.5.3:脂質異常症 E70-E90:代謝疾患
N04.9.3:ネフローゼ症候群 N00-N08:糸球体疾患
E78.6.1:LCAT欠損症 E70-E90:代謝疾患
K74.6.13:肝硬変症 K70-K77:肝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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