検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年10月1日時点の情報です。

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項目名 グルコース負荷試験
oral glucose tolerance test
実施料
管理料[200]
判断料区分  
健康保険名称  糖負荷試験/常用負荷試験(血糖及び尿糖検査を含む。) 
検査方法
酵素法
検査材料
NaF加血液
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 NaF加血液 2
04
冷蔵(凍結不可)
検査材料備考

※複数検体でご依頼ください。

報告所要日数
1~2日
基準値(単位)  
mg/dL

正常域 空腹時値 110 未満
2時間値 140 未満
糖尿病域 空腹時値 126 以上
2時間値 200 以上

※チャート参照:妊娠中の糖代謝異常と診断基準

臨床的
意義 
ブドウ糖液を内服して、一定時間ごとに血糖値を測定。空腹時血糖とともに、糖尿病診断のための基本的な検査。
   75gのブドウ糖液(トレーランGなど)を経口負荷して血糖値の変化やインスリン分泌能力を診断する検査である。

 OGTTとはoral glucose tolerance testの略語で、以前は50gまたは100g負荷が行なわれたが、現在は75gが世界的標準となっている。

 現在、一般的に糖尿病は尿糖でスクリーニングされ、随時血糖値や空腹時血で基準に照らして診断されるが、グルコース負荷試験(OGTT)はこの基準を満たさない場合、または判断がつきにくい場合、さらに糖尿病の診断がついていても、現在のインスリンの分泌能など病態の把握が必要な場合に用いられる。常用負荷試験による75gOGTTの施行法はトレーランG、またはブドウ糖75gを250~350mLの水に溶解したものを経口投与し、負荷前、負荷30分後、60分、90分、120分後など一定時間ごとに採血するのが一般的である。施行前日は多量の飲酒や過度の運動は避け、テスト終了まで水以外の摂取は行なわない。

 なお、血糖値は、赤血球にある解糖系酵素により保管にともない速やかに低下するため、採血には必ずフッ化ナトリウム入りEDTA採血管を用い冷蔵保存、24時間以内に測定する。簡易型血糖測定器の場合は、全血と血漿、静脈血と毛細管血の違いで値が異なり(ともに後者が高めである)、さらにキャリブレーションが確実に行われないと、正確な値とならないので充分注意を要する。

【高値を示す病態】
 [グルコース値] 糖尿病、妊娠糖尿病、耐糖能異常など
 [インスリン値] インスリノーマ、グルカゴノーマなど
【低値を示す病態】
 [グルコース値] インスリノーマの一部
 [インスリン値] 糖尿病
関連項目 グリコアルブミン (GA), 1,5-アンヒドログルシトール (1,5-AG), 抗GAD抗体[膵・消化管], 抗IA-2抗体[膵・消化管], 糖定量[尿検査],
 

※総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

※チャート参照:型の判定(1時点での高血糖の存在確認)
チャート参照:糖尿病の診断(慢性的な高血糖の存在確認)

チャート 

妊娠中の糖代謝異常と診断基準

型の判定(1時点での高血糖の存在確認)

糖尿病の診断(慢性的な高血糖の存在確認)

容  器 
提出容器

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