検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 02994  統一コード 4A035 
項目名 卵胞刺激ホルモン (FSH)
follicle-stimulating hormone
実施料
包括111
判断料区分 生Ⅱ 
健康保険名称  内分泌学的検査/卵胞刺激ホルモン(FSH) 
検査方法
CLIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01
冷蔵
報告所要日数
2~3日
 
mIU/mL

※チャート参照:「LH/FSH」基準値

臨床的
意義 
下垂体前葉から分泌され、卵巣や精巣を刺激するゴナドトロピン。女性では年令と性周期で大きく変動。
   卵胞刺激ホルモン(FSH)は、黄体形成ホルモン(LH)と共に下垂体前葉から分泌されるゴナドトロピンで、標的臓器である卵巣や精巣など性腺を刺激する作用をもつ。FSH、LHは視床下部から分泌されるLH-RHにより刺激され、さらにエストロジェンなどの性ホルモンによるフィードバックで分泌が調節されている。

 FSHが低値となる疾患はほとんどが下垂体異常によるもので、通常はLHの低下を伴う。逆にゴナドトロピン高値になる病態には卵巣性無月経などの性腺機能低下症が挙げられる。これは視床下部-下垂体系へのネガティブ・フィードバックが弱まるために起こるもので、閉経後ゴナドトロピンが高値になるのも同じ機序による。

 多嚢胞性卵巣症候群(PCO)ではLHのみ上昇し、FSHは正常であるためLH/FSH比は通常より上昇し1以上になることが多い。

 視床下部-下垂体系の異常部位診断にはLH-RHテストを行う。すなわち、LH-RHを負荷して下垂体ゴナドトロピンの分泌を刺激する試験であるが、LHの方がFSHより変動幅が大きいため、より良好な下垂体の反応性の指標となる。正常では投与後にLHが一定レベルまで上昇する。

 なお、女性ではLH、FSHとも性周期により大きく変動するため採血時期に留意が必要である。

【高値を示す病態】
 卵巣、または精巣機能低下症(Turner症候群、Klinefelter症候群、睾丸女性化症候群など)
【低値を示す病態】
 下垂体機能低下症、視床下部機能低下症、神経性食欲異常症、Sheehan症候群、Simmonds症候群
関連項目 エストラジオール (E2), 黄体形成ホルモン (LH), プロラクチン (PRL), テストステロン, プロジェステロン (P4),
 

※総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

チャート 

「LH/FSH」基準値

容  器 
提出容器

ページを閉じる