WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

04164

曜日指定

ネコひっかき病(Bartonella henselae)-DNA同定

6B640-0000-019-862

単独検体開栓厳禁

EDTA加血液
5

 

14

 

冷蔵

リアルタイムPCR法

検出せず

3~9日

項目
コード
検査項目

04164

曜日指定

ネコひっかき病(Bartonella henselae)-DNA同定

6B640-0000-019-862

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

単独検体開栓厳禁

EDTA加血液
5

 

14

 

冷蔵

リアルタイムPCR法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

検出せず

3~9日

備考

項目

  • 受付曜日:材料がEDTA加血液の場合は月~金曜日(休日とその前日は受付不可)

検体

  • 採血後、速やかに検体をご提出ください(原則として採血後24時間以内の検体を用います)。
  • 必ず遺伝子検査の専用検体としてご提出ください(同一検体で病原体核酸検査以外の項目との重複依頼は避けてください)。
  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
  • ぬぐい液は、滅菌プラスチック軸の綿棒で拭い、綿棒を指定容器(容器番号55)に入れてご提出ください。
  • ぬぐい液、リンパ節(容器番号55) でも検査可。

容器

容器番号14:内分泌学用容器

  • 採取量: 5.5mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: レニン,
    サイクリックAMP,
    遺伝子検査

参考文献

Avidor, B. et al.: J. Clin. Microbiol. 35, 1924, 1997.

検査項目解説

臨床的意義

人獣共通感染症の一種であるネコひっかき病の起因菌のDNAを同定する検査である。

 ネコひっかき病は、病名のとおり主にネコによる掻傷や咬傷により発症する人獣共通感染症で、ネコの赤血球に存在する細菌を原因とする。本症は、夏が蚤の繁殖期であることや、寒くなるとネコと接触する機会が増えることから秋から冬に多発する。

 Bartonella henselaeは、小型のグラム陰性、多形性単桿菌であり、ネコノミをベクターとしネコ間を移動する。ネコにおいては常在菌であり無症状であるが、ヒトでは3~10日の潜伏期間を経て丘疹や水泡を形成する。さらにその後、鼠径部や腋窩に一側性のリンパ節の腫脹がみられる。リンパ節の腫脹は疼痛を伴い数カ月間持続し、まれに痙攣や意識障害などの脳症を併発するが、多くは自然治癒する。

 抗菌薬による明確な治療効果は認められない。人獣感染症として診察頻度は高く、詳細な調査結果はないものの多くの患者が発生していると考えられる。

【陽性を示す疾患】

猫ひっかき病

関連疾患

A28.1.1:猫ひっかき病 A20-A28:人畜共通細菌性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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