検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 00250  統一コード 5B024 
項目名 C4 (β1Eグロブリン)
complement C4
実施料
70
判断料区分 免疫 
健康保険名称  血漿蛋白免疫学的検査/C4 
検査方法
TIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.5
01
冷蔵
検査材料備考

※チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。

報告所要日数
1~2日
基準値(単位)  
mg/dL

13~35

臨床的
意義 
補体の代表的な2成分。C3は古典経路と第2経路の活性化、C4は古典経路の活性化で低下する。
   補体の第3成分であるC3は、電気泳動の易動度からβ1C/β1Aグロブリンとも呼ばれる分子量約19万の糖蛋白で、補体の中では血清濃度がもっとも高い。不活化されるとβ1Cからβ1Aに泳動上の位置が変わるためこの名がある。2本のポリペプチド鎖から構成され、主として肝臓で合成される。

 C3は免疫複合体を介する古典経路、菌体成分を引き金とする第2経路のいずれからも活性化される点で重要である。C3転換酵素によりC3bとC3aに分解され、さらにC3cとC3d, C3gに分解される。これらの分解産物は免疫粘着現象を活性化するなどさまざまな生物学的活性を示す(チャート欄参照)。

 一方、補体の第4成分であるC4は、β1Eグロブリンとも呼ばれ、3本のポリペプチド鎖からなる分子量19.8万の糖蛋白である。補体成分の中ではC3に次いで多く血中に含まれる。

 C4は古典経路の第2番目に働く成分であり、C1の活性をC3に伝達する上で重要な役割を果たす。第2経路には関与していない。

 血清補体価(CH50)が低下している場合、補体消費の亢進状態または産生低下を考える。通常、C3とC4は同時に測定され、古典経路、第2経路のどちらが活性化されているかを推測する。すなわち、古典経路の活性化による場合はC4低下が著明であり、C3が低下しC4が正常な場合は第2経路の活性化によるものと考えられる。C3、C4ともに高値側の場合では臨床的意義は少ない。

 慢性肝疾患患者の血清を室温や低温下に保存するとcold activationにより、CH50やC4、C2の溶血活性が低下することがあるので注意を要する。

【低値を示す病態】
 [C3低下、C4正常の場合] 急性糸球体腎炎、膜性増殖性糸球体腎炎、C3欠損症、人工透析中 など
 [C3正常、C4低下の場合] 遺伝性または後天性血管神経性浮腫、C4欠損症 など
 [C3、C4共に低下の場合] SLE、慢性肝炎、肝硬変、悪性関節リウマチ、DIC など
関連項目 血清補体価 (CH50), 免疫複合体(C1q),
 

※チャート参照:透析管理料の対象項目です。
総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

チャート 

実施料について2

多項目同時依頼の血清量目安(生化学検査・免疫血清学検査)

補体活性化経路

容  器 
提出容器

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