検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年9月1日時点の情報です。

入力コード 03928  統一コード 5G525 
項目名 血小板表面IgG (PA-IgG)[自己免疫関連]
platelet associated IgG
実施料
198
判断料区分 免疫 
健康保険名称  免疫血液学的検査/血小板関連IgG(PA-IgG) 
検査方法
EIA
検査材料
保存液加血液
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 保存液加血液 7
52
冷蔵
検査材料備考

※血小板数が1~3万/μLの場合は、2倍量の血液をご提出ください(専用採血管2本使用)。1万/μL以下の場合は、営業担当者までお問い合わせください。

検体採取後、24時間以内に弊社検査室に搬入されるようお願いします。

報告所要日数
2~3日
基準値(単位)  
ng/107 cells

30.2 以下

臨床的
意義 
血小板減少症を引き起こす抗血小板抗体のうち、血小板表面に結合しているIgGを測定する検査。
   血中に抗血小板抗体が産生され、これが血小板に結合すると血小板の寿命が短縮し、補体の活性化により血小板自体が破壊されることがある。このため、循環血液中の血小板数が減少し、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)に代表される免疫学的血小板減少症を引き起こす。

 抗血小板抗体には、生体内ですでに血小板と結合している抗体を測定するPA-IgG(Platelet-associated IgG)と、血小板に結合しうる抗体を測定するPB-IgG(Platelet-binding IgG)の2種類がある。本検査はPA-IgGを測定するもので、血小板上に結合している免疫グロブリンIgGをEIA法にて定量するものである。

 一方、PB-IgGは一般にMPHA法(Mixed Passive Hemagglutination Test; 混合受身赤血球凝集試験)により測定されている。(抗血小板抗体の項を参照)

 免疫学的血小板減少症では、PB-IgGよりPA-IgGの方が感度が高く、ITPにおいては90%程度の陽性率を示すといわれる。これは「抗血小板抗体」の感度を上回るものである。また、ITP患者ではPA-IgG値と血小板数、血小板寿命が逆相関を示すため、病態の重症度や治療効果の指標としても有用である。

 抗血小板抗体を産生原因別に分けると、ITPなどの自己免疫によるもの、血小板輸血不応状態などにおける同種抗体の存在によるもの、キニンやキニジンなどの薬剤の投与による薬剤起因性抗血小板抗体などが挙げられる。

 なお、本検査には血小板が一定数必要なため、血小板数が著しく低い(3万/μL以下)では倍量の検体が必要である。

【高値を示す病態】
 [自己抗体] 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、全身性エリテマトーデス(SLE)など
 [同種抗体] 血小板輸血不応状態、新生児同種免疫血小板減少症など
 [薬剤起因性抗体] キニジン、金製剤、ST合剤、ペニシリンなどの投与による
関連項目 抗血小板抗体 (PB-IgG), 血小板数 (PLT),
 

受付曜日:月~金曜日(土曜日は受付不可)

算定備考

特発性血小板減少性紫斑病の診断または経過判定の目的で行った場合に算定できます。

容  器 
提出容器

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