検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年9月1日時点の情報です。

入力コード 05172  統一コード 8B395 
項目名 BCR-ABL1 [t(9;22)転座解析]
Philadelphia chromosome, bcr/abl[t(9;22)] translocation analysis, FISH
実施料
2631+397
判断料区分 遺染 
健康保険名称  染色体検査(全ての費用を含む。) 
検査方法
FISH法
検査材料
ヘパリン加血液 または 骨髄液 または その他
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 ヘパリン加血液 3
10
※チャート欄参照
冷蔵
または
2 骨髄液 0.5
22
冷蔵
または
3 その他
冷蔵
検査材料備考

※『染色体検査依頼書[血液疾患 染色体検査・その他]』をご利用ください。

※リンパ節(容器番号78)、胸水、腹水、組織、カルノア固定液などの材料(これら以外の材料については、あらかじめ営業担当者にご相談ください)。

報告所要日数
5~7日
臨床的
意義 
bcr/ablプローブを用いたFISH法で、CMLやALLにみられるフィラデルフィア染色体を同定する検査。
   慢性骨髄性白血病(CML)においては、その90%以上にフィラデルフィア染色体(Ph)と呼ばれる特徴的な染色体異常が認められ、最も好適な診断根拠となっている。

 Phは9番・22番染色体の相互転座 t(9;22)(q34;q11)に由来し、分子生物学的解析により、短くなった22番染色体(Ph)上の切断点に、本来9q34に座位するabl遺伝子と、22q11のbcr遺伝子とのキメラ遺伝子を生じることが明らかにされている。ここで、転座に際しての9q34領域の切断点が、100kb以上の広範囲に認められるのに対し、22q11側では5.8kbの限定された領域(major-bcr; M-bcr)に切断が起こって相互転座が成立している。

 abl遺伝子とbcr遺伝子の2種類のプローブを用いたtwo-color FISH法(fluorescence in situ hybridization)は、患者の白血球を用いて行われ、間期核上でのt(9;22)転座を確認することで行われる。すなわち、健常人の場合は染色体上の位置が異なるため、スプリットした2色のシグナルが検出される。一方、Ph陽性患者の場合は、両者が同一の染色体上に乗るために、2色がオーバーラップした(融合)シグナルとなる。

 この検査は、ALLの一部において認められるminor-bcr(m-bcr)領域の切断の場合も応用できる。

【検査の目的とされる病態】
 慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)の一部
関連項目 Gバンド分染法-その他, Qバンド分染法[血液疾患染色体検査・その他], Rバンド分染法, 高精度分染法,
 

受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)

算定備考

分染法を実施した場合は、397点の加算ができます。

チャート 

染色体検査のご依頼について

容  器 
提出容器
 
 

ページを閉じる