検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年10月1日時点の情報です。

入力コード   統一コード 6A010 
項目名 塗抹鏡検<グラム染色>
bacteria, stain
実施料
61
判断料区分 微生 
健康保険名称  排泄物、滲出物又は分泌物の細菌顕微鏡検査/その他のもの 
検査方法
グラム染色
検査材料
尿・喀痰/その他
検査材料備考

※糞便材料では一般細菌および真菌の塗抹検査は実施していません(ただし、キャンピロバクター鏡検を除く)。
喀痰材料を用いたグラム染色ではGeckler分類(顕微鏡的喀痰性状の評価)もご報告します。

※※容器 チャート参照

報告所要日数
2~3日
臨床的
意義 
尿・喀痰などに含まれる細菌をグラム染色にて判定。各種細菌感染症のスクリーニングに適する最も基本的な検査。
   感染部位の細菌の有無と種類、および菌の量を迅速に把握する検査である。

 グラム染色された細菌は、その形態および染色性によってある程度その菌種が推定できる。このため、グラム染色所見より、原因菌と推定される細菌像が認められた場合に早期の抗生剤選択投与が可能となる。

 塗抹で細菌が認められても、培養で細菌の発育が認められない場合がある。その場合は、主に次のことが考えられる。

 1. 好気培養で発育できない菌(嫌気性菌など)
 2. 抗菌剤など薬剤の影響で発育できないか死滅した菌
 3. 長期間培養が必要(遅育菌)か、特別な培地でないと発育できない菌

 血液や穿刺液など、本来無菌である材料から菌が認められれば、原因菌の可能性が考えられる。一方、皮膚など本来菌が常在する場所では、菌がいる事よりも菌の種類が問題となる。また、検体採取時の汚染を考慮に入れた判断が必要である(チャート欄参照)。

 尿の場合は、採取時の雑菌汚染が考えられるため、菌量および白血球数も考慮のうえの判断が必要である。特に女性には膣常在菌であるLactobacillusの混入が多いので注意を要する。

 喀痰などの呼吸器系材料は多くの口腔内常在菌が混入しているため、当社では再検の目安として、唾液の混入が多いものはその旨コメントを表示している。

 検体の採取法についてはチャート欄を参照のこと。

【陽性を示す病態】
 各種細菌感染症
関連項目 培養・同定 口腔・気道・呼吸器, 培養・同定 消化器, 培養・同定 泌尿器・生殖器, 培養・同定 血液・穿刺液, 培養・同定 その他の部位,
算定備考

染色の有無および方法の如何にかかわらず、2種類以上用いた場合であっても、1回としての算定となります。

チャート 

主な微生物輸送培地・容器

容  器 
提出容器

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