WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
『細菌性疾患』に関連する検査項目
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01610 |
ゲンタマイシンgentamicin3M606 代表的なアミノグリコシド系抗生物質である。排泄は腎機能に依存し、血中濃度測定が重要である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EMIT | μg/mL グラム陰性菌感染症 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
01611 |
トブラマイシンtobramycin3M602 緑膿菌、変形菌などに有効なアミノグリコシド系抗生物質である。腎障害を来す恐れがあり、血中濃度測定は必要である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
HEIA | μg/mL グラム陰性菌感染症 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
01612 |
アミカシンamikacin3M601 ゲンタマイシン耐性緑膿菌などに有効なアミノグリコシド系抗生物質である。血中濃度測定で腎毒性、聴神経障害を予防することが可能である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
KIMS | μg/mL グラム陰性菌感染症 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
06523 |
アルベカシンarbekacin3M613 メチシリン・セフェム耐性の黄色ブドウ球菌に有効なアミノグルコシド系抗生物質である。腎機能低下者での副作用に注意が必要である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | μg/mL ピーク 15~20 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
04161 |
バンコマイシンvancomycin3M530 MRSAに有効なグリコペプチド系抗生物質である。腎機能障害患者で排泄率が低下するため血中濃度測定が有用である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | μg/mL 10~15 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
00322 |
ASO定量antistreptolysin-O5E035 溶連菌(A群β型溶血性連鎖球菌)毒素の中和抗体を測定する検査である。溶連菌感染の診断に用いられる。 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | IU/mL 200 以下 |
15 D012 1 免疫 |
1~2日 |
25604 |
レジオネラ核酸同定genetic detection, Legionella6B611 レジオネラ属菌の核酸を同定する検査である。レジオネラ菌はヒトからヒトへの感染は起こさない。 |
単独検体開栓厳禁
|
指定容器 55 |
凍-20℃以下 |
LAMP法 | 検出せず |
292 D023 7 微生 |
3~9日 |
00316 |
マイコプラズマ抗体 《CF》Mycoplasma pneumoniae antibody5E106 肺炎マイコプラズマ感染症を診断する抗体検査である。PA法はCF法より変動幅が大きい。 |
遠心
または
|
01
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
CF | 倍 血清 4 |
32 D012 4 免疫 |
3~5日 |
00218 |
マイコプラズマ抗体 《PA》Mycoplasma pneumoniae antibody5E106 肺炎マイコプラズマ感染症を診断する抗体検査である。PA法はCF法より変動幅が大きい。 |
遠心
または
|
01
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
PA | 倍 血清 40 |
32 D012 4 免疫 |
2~3日 |
25921 |
百日咳菌抗体 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
EIA | EU/mL PT-IgG 10 未満 |
257 D012 54 免疫 |
3~5日 |
12885 |
百日咳菌・パラ百日咳菌核酸同定genetic detection, Bordetella pertussis6B638 百日咳菌およびパラ百日咳菌のDNAを同定する検査で、他の呼吸器疾患との鑑別や百日咳菌の感染を診断することが可能である。 |
単独検体開栓厳禁
|
指定容器 55 |
凍-20℃以下 |
QProbe法 | 百日咳菌 検出せず |
360 D023 13 微生 |
2~4日 |
04529 |
エンドトキシン定量 |
開栓厳禁
|
指定容器
51 |
5日 冷蔵凍結不可 |
比濁時間分析法 | pg/mL 5.0 未満 |
229 D012 52 免疫 |
2~3日 |
08007 |
プロカルシトニン |
遠心
|
01 ↓
02 |
13カ月 凍 |
ECLIA | ng/mL 0.05 以下 |
276 D007 59 生Ⅰ |
2~3日 |
27103 |
プレセプシンpresepsin5C216 主に単球やマクロファージの膜上に存在するCD14分子の断片で、敗血症のマーカーである。 |
単独検体
冷遠
|
10 ↓
02 |
12週 凍 |
CLEIA | pg/mL 500 |
301 D007 61 生Ⅰ |
2~3日 |
13433 |
STI4種同時核酸検出6B645 STIの病原体であるクラミジア・トラコマチス、淋菌、腟トリコモナス、マイコプラズマ・ジェニタリウムの4種を同時に検出する検査である。 |
または
|
指定容器
53
指定容器
53 |
14日 冷蔵
14日 冷蔵 |
リアルタイムPCR法 | クラミジア・トラコマチス 検出せず |
微生 |
2~3日 |
13036 |
STDマイコプラズマ核酸同定非クラミジア性非淋菌性の性感染症の原因とされるマイコプラズマ属、ウレアプラズマ属の菌を検出する。 |
単独検体
または
|
指定容器
100
指定容器
101 |
30日 冷蔵
60日 冷蔵 |
リアルタイムPCR法 | M. genitalium 検出せず |
2~3日 |
|
07536 |
好中球貪食能neutrophil phagocytic function5I970 好中球の異物に対する貪食能をフローサイトメーターを用いて測定する検査である。 |
|
10 |
24時間 常温 |
フローサイトメトリー法 | % 70~87 |
2~3日 |
|
00501 |
白血球数 |
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
フローサイトメトリー法 | /μL 3,300~9,000 |
21 D005 5 血液 |
1~2日 |
00508 |
白血球像hemogram2A160 白血球の形態と分画から、感染症や血液系悪性腫瘍などの診断を行う基本的な検査である。 |
または
|
13
20 |
冷蔵凍結不可
常温 |
自動血球分析装置使用(フローサイトメトリー法)目視法(鏡検) | % |
15 D005 3 血液 |
1~2日 |
00573 |
プラスミノーゲン活性 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
合成基質法 | % 71~128 |
100 D006 12 血液 |
2~3日 |
06857 |
トータルPAI-1 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
ラテックス凝集法 | ng/mL 50 以下 |
包括240 D006 32 血液 |
2~5日 |
00572 |
アンチトロンビン活性 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
合成基質法 | % 81~123 |
70 D006 9 血液 |
2~3日 |
04910 |
塗抹鏡検 <グラム染色>microscopic examination (common bacteria)6A010 尿・喀痰などに含まれる細菌をグラム染色にて調べる検査である。各種細菌感染症のスクリーニングに適する最も基本的な検査である。 |
|
※ |
冷蔵凍結不可 |
グラム染色 | 67 D017 3 微生 |
2~3日 |
|
04466 |
培養・同定 口腔・気道・呼吸器culture and identification (common bacteria)6B010 最適な培地を選び培養することで細菌を同定する基本的な検査である。 |
|
※ |
冷蔵凍結不可 |
180 D018 1 微生 |
3~5日 |
||
04466 |
培養・同定 消化器culture and identification (common bacteria)6B010 最適な培地を選び培養することで細菌を同定する基本的な検査である。 |
|
※ |
冷蔵凍結不可 |
200 D018 2 微生 |
3~5日 |
||
04466 |
培養・同定 泌尿器・生殖器culture and identification (common bacteria)6B010 最適な培地を選び培養することで細菌を同定する基本的な検査である。 |
または
|
※
※ |
冷蔵凍結不可
冷蔵凍結不可 |
190 D018 4 微生 |
3~5日 |
||
04466 |
培養・同定 血液・穿刺液culture and identification (common bacteria)6B010 最適な培地を選び培養することで細菌を同定する基本的な検査である。 |
または
|
※
※ |
常温
冷蔵凍結不可 |
225 D018 3 微生 |
◎ |
||
04466 |
培養・同定 その他の部位culture and identification (common bacteria)6B010 最適な培地を選び培養することで細菌を同定する基本的な検査である。 |
|
※ |
冷蔵凍結不可 |
180 D018 5 微生 |
3~5日 |
||
35211 |
抗酸菌同定 |
または
|
※
|
冷蔵凍結不可
常温 |
質量分析法 | 361 D021 微生 |
2~5日 |
|
非結核性抗酸菌薬剤感受性検査(SGM)6C105 多剤併用化学療法による長期間の治療を必要とする非結核性抗酸菌症の薬剤感受性を検出する検査である。 |
または
|
※
|
冷蔵凍結不可
常温 |
液体培地希釈法 | 400 D022 微生 |
8~11日 |
||
迅速発育抗酸菌薬剤感受性検査(RGM)6C105 多剤併用化学療法による長期間の治療を必要とする非結核性抗酸菌症の薬剤感受性を検出する検査である。 |
または
|
※
|
冷蔵凍結不可
常温 |
液体培地希釈法 | 400 D022 微生 |
15~18日 |
||
09596 |
結核菌群核酸同定 |
単独検体開栓厳禁
|
指定容器
55 |
7日 冷蔵 |
ロシュ・リアルタイムPCR法 | 検出せず |
410 D023 14 微生 |
2~3日 |
05158 |
MAC核酸同定 |
単独検体開栓厳禁
|
指定容器
55 |
7日 冷蔵 |
ロシュ・リアルタイムPCR法 | 421 D023 16 微生 |
2~3日 |
|
百日咳菌培養・同定の成功率は低いので、抗体検査により感染の確認がされることが多い。 |
|
※ |
冷蔵凍結不可 |
培養・同定 | 7~13日 |
|||
00612 |
沈渣 [尿検査]sediment [urine]1A105 尿中の細胞や結晶成分を分析して泌尿器系疾患を調べる基本的な検査であり、病態解析に役立つ。 |
|
25 |
冷蔵 |
フローサイトメトリー法/遠沈鏡検法 | 1~2日 |
||
27657 |
腫瘍壊死因子-α |
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
CLEIA | pg/mL 2.27~11.2 |
||
05252 |
インターロイキン-1β |
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
EIA | pg/mL 0.928 以下 |
||
05255 |
インターロイキン-6 |
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
CLEIA | pg/mL 2.41 以下 |
||
04165 |
インターロイキン-8 |
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
EIA | pg/mL 8.0 未満 |
||
27109 |
インターロイキン-10 |
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
EIA | pg/mL 2.03 以下 |
||
07422 |
顆粒球コロニー刺激因子 |
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
EIA | pg/mL 10.5~57.5 |