検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年10月1日時点の情報です。

入力コード   統一コード 6B010 
項目名 培養・同定 消化器
実施料
180
判断料区分 微生 
健康保険名称  細菌培養同定検査/消化管からの検体 
検査方法

※Clinical microbiology procedures handbook/ Manual of clinical microbiologyに準拠。

検査材料
胆汁・胃液/その他
検査材料備考

※検体を乾燥させないようにしてください。

※※容器 チャート参照

報告所要日数
3~5日

※真菌培養の場合は14~21日前後を要します。

臨床的
意義 
検体に最適な培地を選び、選択的に培養することで細菌を同定する、最も基本的な細菌学的検査。
   感染部位の細菌の有無、菌量および菌種を知る検査である。

 細菌は、適当な環境条件下に置くことで発育、増殖する。ある細菌の性状や毒素などの性質を調べるには一種類の細菌を取り出し、これを適切な培地を選んだうえで培養・増殖させなければ同定はできない。このため、一定量の菌が発育するまでには、菌種により異なるが最低限数日の時間が必要となる。

 分離培養された菌は、その形態および各種生化学的性状試験によって菌種が同定される。分離された菌の菌量、菌種および検体の種類を総合的に判定することによって、起炎菌種の推定が可能である。すなわち、検体の種類や宿主の免疫能によって、同じ菌でも起炎菌となる場合と、ならない場合がある。このため、感染症の診断には臨床状態を考慮した総合的判定が必要である。また、検査室サイドからみると、検体の種類や患者の状態など、情報が多い方が菌種を絞り込み易いため、速やかで確実な検査を期待できる。

 なお、正確な検体採取と保管が行われないと、菌が検出されない場合がある。とくに髄膜炎菌、淋菌などは、冷蔵や冷凍で菌が死滅する可能性を常に念頭に置く。菌検出の成否は検体のとり方と保管条件にかかっているといっても過言ではない。詳細はチャート欄を参照されたい。

【陽性を示す病態】
 各種細菌感染症
関連項目 塗抹鏡検<グラム染色>,
 

※チャート参照:一般細菌培養同定における主な材料の釣菌基準

算定備考

同一検体を用いて簡易培養検査を併せて行った場合は、簡易培養検査は算定できません。

症状等から同一起因菌によると判断される場合であって、起因菌を検索する目的で異なった部位や同一部位の数か所から検体を採取した場合は、主な部位または1か所のみの実施料の算定となります。

チャート 

主な微生物輸送培地・容器

一般細菌培養同定における主な材料の釣菌基準

下痢原生大腸菌の種類、病原因子、症状

容  器 
提出容器

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