WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00022

A/Galbumin/globulin ratio

3A016-0000-023-919

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

ビューレット法/改良BCP法

1.1~2.0

1~2日

項目
コード
検査項目

00022

A/Galbumin/globulin ratio

3A016-0000-023-919

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

ビューレット法/改良BCP法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

1.1~2.0

1~2日

備考

項目

  • 総蛋白とアルブミンの測定値から算出します。

検体

  • チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

チャート

多項目同時依頼の血清量目安(生化学検査・免疫血清学検査)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

金井正光(編著): 臨床検査法提要(改訂第29版), 410, 金原出版, 東京, 1983.

検査項目解説

臨床的意義

血清中のアルブミンとグロブリンの比を算出する検査である。アルブミン単独よりも肝機能低下や糸球体腎炎の病態を把握しやすい。

 ヒトの血清中にはおよそ6.7~8.3 g/dLのタンパク質が含まれている。これらはキャピラリー電気泳動法で易動度の高い順にアルブミンα1-グロブリン、α2-グロブリン、β1-グロブリン、β2-グロブリン、γ-グロブリンに分画される。

 A/Gはこれらのうち、アルブミン(A)と残るグロブリンの総量(G)の比を表すものである。

 得られる情報量は蛋白分画に比べて限られており、M蛋白血症の見落としを招く恐れもあるが、簡便に病態を把握する上では有用な検査である。

 A/Gは、アルブミンおよびグロブリンそれぞれの量的変化を反映する。臨床的には、アルブミンの低下とグロブリンの上昇を示す疾患での異常低値が問題となる場合が多い。肝機能低下や糸球体腎炎などでのアルブミン減少は、アルブミン単独でみるよりもA/G比でみると、より病態を把握しやすい。一方、グロブリンが減少する疾患は低~無γ-グロブリン血症以外にほとんどなく、アルブミンが増加する疾患も高度の脱水以外はほとんど存在しない。

【高値を示す疾患】

低ガンマグロブリン血症無ガンマグロブリン血症

【低値を示す疾患】

肝疾患糸球体疾患

関連疾患

D80.1.2:低ガンマグロブリン血症 D80-D89:免疫機構の疾患
D80.1.4:無ガンマグロブリン血症 D80-D89:免疫機構の疾患
N00-N08:糸球体疾患 N00-N08:糸球体疾患
K70-K77:肝疾患 K70-K77:肝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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