WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00009 |
AST |
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
JSCC標準化対応法 | U/L 10~40 |
包括17 D007 3 生Ⅰ |
1~2日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00009 |
AST |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
JSCC標準化対応法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/L 10~40 |
包括17 D007 3 生Ⅰ |
1~2日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)
- 実施料:包括17
- 診療報酬区分:D007 3
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
チャート
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
日本臨床化学会: 臨床化学 18, 226, 1989.
検査項目解説
臨床的意義
肝障害の病勢指標に用いられる代表的な肝機能検査である。
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST(GOT))は、ピリドキサールリン酸を補酵素とするアミノ基転移酵素である。肝臓,骨格筋,心筋,腎臓,赤血球など多くの臓器組織細胞中に含まれ、これらの細胞が障害を受けることで血中に逸脱する。
ASTは相対的には肝臓に最も多く含まれるため、主に肝疾患の診断に用いられている。しかし、ALT(GPT)が肝特異的であるのに対し、ASTは骨格筋や心筋疾患、溶血性疾患でも上昇をみるため、肝特異的な酵素ではない。したがって、AST単独による肝疾患の鑑別診断は難しいが、AST/ALT比を考慮することにより特異性は向上する。
骨格筋からの逸脱があるため、筋肉運動を行うと高値になることがある。
【高値を示す疾患】
劇症肝炎,ウイルス性肝炎,肝癌,アルコール性肝炎,薬物性肝障害,慢性肝炎,肝硬変症,肝障害
関連疾患
B19.0.1:劇症肝炎 → B15-B19:ウイルス性肝炎
B19.9.2:ウイルス性肝炎 → B15-B19:ウイルス性肝炎
C22.0.1:肝癌 → C15-C26:消化器腫瘍
K70.1.1:アルコール性肝炎 → K70-K77:肝疾患
K71.9.2:薬物性肝障害 → K70-K77:肝疾患
K73.9.2:慢性肝炎 → K70-K77:肝疾患
K74.6.13:肝硬変症 → K70-K77:肝疾患
K76.9.4:肝障害 → K70-K77:肝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.