WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
03688 |
膵アミラーゼ 〈血清〉pancreatic amylase3B175-0000-023-271 |
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
阻害抗体法 | U/L 19~53 |
48 D007 14 生Ⅰ |
1~2日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
03688 |
膵アミラーゼ 〈血清〉pancreatic amylase3B175-0000-023-271 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
阻害抗体法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/L 19~53 |
48 D007 14 生Ⅰ |
1~2日 |
備考
検体
- チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/アミラーゼアイソザイム
- 実施料:48
- 診療報酬区分:D007 14
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
実施料は、「アミラーゼアイソザイム」としての算定となります。
チャート
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
池田勝義, 他: 日臨検自動化会誌 27, 183, 2002.
検査項目解説
臨床的意義
膵臓、唾液腺から分泌される消化酵素を測定する検査である。膵臓、唾液腺の炎症性疾患の診断に重要である。
アミラーゼは、デンプンを分解する酵素である。血中のアミラーゼには、分子量約54,000~60,000の膵臓由来のP型のアイソザイムと分子量約56,000~65,000の唾液腺由来のS型のアイソザイムが存在する。
急性膵炎では、発症後24時間以内に、急速に血中にP型アミラーゼが増加したのち、時間の経過とともに尿中に移行し、回復すれば数日で基準値に戻る場合が多い。
尿中アミラーゼは、血清アミラーゼ値と並行することが多いが、血清よりも高値が長く続くため、急性膵炎が疑われ血清アミラーゼの上昇が明らかでない症例や、血清アミラーゼが正常化した後の経過観察に有効である。
マクロアミラーゼは、アミラーゼが免疫グロブリン(主にIgG,IgA)と結合し高分子化したものである。腎臓での排泄が低下するため、尿中アミラーゼは正常でも血中アミラーゼは高値を示す。また、尿中への排泄の低下に従いアミラーゼ・クレアチニンクリアランス比(ACCR)が1 %以下と著しい低値を示す。
[アミラーゼ・クレアチニンクリアランス比]
- ACCR(%)
- =100×(尿中Amy×血中Cre)÷(血中Amy×尿中Cre)
【高値を示す疾患】
唾液腺炎,急性膵炎,慢性膵炎
関連疾患
K11.2.14:唾液腺炎 → K00-K14:口腔・唾液腺・顎の疾患
K85.9.5:急性膵炎 → K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
K86.1.9:慢性膵炎 → K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.