WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00029 |
膵アミラーゼ 〈尿〉pancreatic amylase3B175-0000-001-271 |
|
25 |
1週 冷蔵 |
阻害抗体法 | U/L |
48 D007 14 生Ⅰ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00029 |
膵アミラーゼ 〈尿〉pancreatic amylase3B175-0000-001-271 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
25 |
1週 冷蔵 |
阻害抗体法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/L |
48 D007 14 生Ⅰ |
2~3日 |
備考
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/アミラーゼアイソザイム
- 実施料:48
- 診療報酬区分:D007 14
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
実施料は、「アミラーゼアイソザイム」としての算定となります。
容器
容器番号25:尿一般容器
- 容量: 10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 尿一般検査
検査項目解説
臨床的意義
膵臓、唾液腺から分泌される消化酵素を測定する検査である。膵臓、唾液腺の炎症性疾患の診断に重要である。
アミラーゼは、デンプンを分解する酵素である。血中のアミラーゼには、分子量約54,000~60,000の膵臓由来のP型のアイソザイムと分子量約56,000~65,000の唾液腺由来のS型のアイソザイムが存在する。
急性膵炎では、発症後24時間以内に、急速に血中にP型アミラーゼが増加したのち、時間の経過とともに尿中に移行し、回復すれば数日で基準値に戻る場合が多い。
尿中アミラーゼは、血清アミラーゼ値と並行することが多いが、血清よりも高値が長く続くため、急性膵炎が疑われ血清アミラーゼの上昇が明らかでない症例や、血清アミラーゼが正常化した後の経過観察に有効である。
マクロアミラーゼは、アミラーゼが免疫グロブリン(主にIgG,IgA)と結合し高分子化したものである。腎臓での排泄が低下するため、尿中アミラーゼは正常でも血中アミラーゼは高値を示す。また、尿中への排泄の低下に従いアミラーゼ・クレアチニンクリアランス比(ACCR)が1 %以下と著しい低値を示す。
[アミラーゼ・クレアチニンクリアランス比]
- ACCR(%)
- =100×(尿中Amy×血中Cre)÷(血中Amy×尿中Cre)
【高値を示す疾患】
唾液腺炎,急性膵炎,慢性膵炎
関連疾患
K11.2.14:唾液腺炎 → K00-K14:口腔・唾液腺・顎の疾患
K85.9.5:急性膵炎 → K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
K86.1.9:慢性膵炎 → K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.