WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
04008 |
鉛 |
|
10 |
4週 冷蔵 |
原子吸光法 | μg/dL 1.0 以下 |
4~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
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04008 |
鉛 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
10 |
4週 冷蔵 |
原子吸光法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/dL 1.0 以下 |
4~5日 |
備考
基準
- 産業衛生関連検査としてご依頼の場合の基準値は、チャート参照:産業衛生関連検査一覧
チャート
容器
容器番号10:ヘパリン容器
- 採取量: 4mL・9mL
- 添加剤: ヘパリンNa
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: アミノ酸分析,
微量金属,
染色体検査
参考文献
労働省労働基準局労働衛生課(監修): 鉛健康診断のすすめ方, 56, (社)全国労働衛生団体連合会事務局, 東京, 1990.
検査項目解説
臨床的意義
鉛中毒の早期発見や暴露のモニタリングとして行われる検査である。
鉛(Pb)は、主に呼吸器や消化器を介して人体に吸収され、骨と結合して蓄積される。呼吸により肺から吸入されたPbの30~40 %が血中に移行し、そのほとんどが赤血球と結合し、最終的には骨に沈着する。吸収されたPbは、生体内に均一には分布しない。Pbのヒト体内での生物学的半減期は、血中および軟部組織においては約28~36日であるが、骨部分に関しては約5年と長いため、長期間にわたる蓄積が生じやすい。
血液系にみられる異常では貧血や赤血球中の好塩基性斑点が知られている。また、ヘム蛋白合成系の酵素を阻害するためポルフィリンの代謝異常を来す。
Pbを含む空気を吸入すると、急性症状として貧血や腹痛などを呈し、さらに末梢神経障害や脳症、腎機能障害などを発症する。海外では家の壁に塗られていた含Pbペンキを子供が舐め、脳炎を伴う中毒症状を起こしたという報告がある。関連検査では赤血球に好塩基性斑点がみられ、末梢神経伝導速度が低下する。
Pbの測定は、通常、Pbを取り扱う作業者において、鉛中毒の早期発見や暴露のモニタリングとして行われる。
【高値を示す疾患】
危険因子への職業的曝露
関連疾患
Z57:危険因子への職業的曝露 → Z55-Z65:危険因子への曝露
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.