WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01627 |
カドミウム 〈血液〉 |
|
10 |
3週 冷蔵 |
ICP-MS | μg/dL 0.5以下 |
4~7日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
01627 |
カドミウム 〈血液〉 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
10 |
3週 冷蔵 |
ICP-MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/dL 0.5以下 |
4~7日 |
備考
基準
- 産業衛生関連検査としてご依頼の場合の基準値は、チャート参照:産業衛生関連検査一覧
チャート
容器
容器番号10:ヘパリン容器
- 採取量: 4mL・9mL
- 添加剤: ヘパリンNa
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: アミノ酸分析,
微量金属,
染色体検査
検査項目解説
臨床的意義
カドミウムの暴露・中毒を判定するための検査である。
カドミウム(Cd)は、以前メッキなどに広く用いられていた金属で、現在でも顔料や合金などに使用されている。また、富山県神通川流域で発生した骨に激痛を伴うイタイイタイ病の起因物質としても有名である。
イタイイタイ病における骨軟化症とCdの因果関係は認められているが、発症機序は詳しく解明されていない。
経口または経皮的に生体内に取り込まれたCdは、その大部分がメタロチオネインというタンパク質と結合する。その後、Cdは肝臓に蓄積し、血液に流れ込んでさらに腎臓に蓄積する。その一部は尿中に排泄される。
尿中Cd濃度は血中、腎皮質中、さらに尿細管での再吸収率により変動するため、体内へのCd負荷量のモニタリングに用いられる。また、血中Cd濃度は直近の暴露量のモニタリング指標として用いられている。
低濃度のCdの吸入では咳、息切れ、呼吸困難などの症状を呈することがある。慢性的に経口摂取すると腎近位尿細管異常を起こす。
【高値を示す疾患】
イタイイタイ病,カドミウム中毒,危険因子への職業的曝露
関連疾患
T56.3.1:イタイイタイ病 → T51-T65:薬用を主としない物質の毒作用
T56.3.2:カドミウム中毒 → T51-T65:薬用を主としない物質の毒作用
Z57:危険因子への職業的曝露 → Z55-Z65:危険因子への曝露
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.