WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

04041

N-メチルホルムアミドN-methylformamide

3K045-0000-001-202

 

尿
2

 

25

4週

冷蔵

GC

mg/L

4~5日

項目
コード
検査項目

04041

N-メチルホルムアミドN-methylformamide

3K045-0000-001-202

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

 

尿
2

 

25

4週

冷蔵

GC
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

mg/L

4~5日

備考

検体

  • [検体採取時期] 採取日は連続した作業日の2日目以降。

「産業衛生関連検査」中分類共通の特記事項

  • 尿検体で複数項目の「産業衛生関連検査」をご依頼の場合は、25番容器で尿6mLをご提出ください。
    作業終了の2時間前に一度排尿し、その後は排尿せずに、作業終了後に採尿したものをご提出ください。
    [ご参考]「産業衛生関連検査一覧」(チャート参照)を掲載しています。

容器

容器番号25:尿一般容器

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 尿一般検査

参考文献

労働省労働基準局労働衛生課(監修): 有機溶剤健康診断のすすめ方, 135, (社)全国労働衛生団体連合会事務局, 東京, 1990.

検査項目解説

臨床的意義

N,N-ジメチルホルムアミドの尿中代謝物であり、繊維・皮革・化学工場などでの暴露指標に用いられる検査である。

 N-メチルホルムアミドは、N,N-ジメチルホルムアミドの代謝産物である。有機合成用の溶媒、各種ポリマー溶媒、色素の溶媒、人造皮革、ウレタン系合成皮革などの材料として主に工業製品に広く使用されている。

 高濃度の曝露によるN-メチルホルムアミド急性中毒では、痙攣、便秘、嘔吐などを起こし、慢性中毒では、胃痛、食欲不振、悪心、嘔吐、便秘などの消化器症状の他に、肝障害や体の痛みなどを生じる。通常は経気道的に吸入されるが、皮膚からも吸収が行われる場合もあり、一部は呼気に排泄され、残りは肝臓で代謝を受けて、尿中にN-メチルホルムアミドとして排泄される。

 本検査は、『労働安全衛生法 有機溶剤中毒予防規則(H26)』に基づき、厚生労働省により、N,N-ジメチルホルムアミド取扱い作業従事者を対象に、必須検査の項目に指定されている。なお、ポリアクリルニトリル系繊維の紡糸、合成皮革の処理、アセチレンの回収、エチレンブタジエンの分離精製、防虫防錆塗料の製造などにおいて暴露の危険性がある。

【高値を示す疾患】

有機溶剤の毒作用危険因子への職業的曝露

備考

  • チャート参照:N-メチルホルムアミドの代謝経路

関連疾患

T52:有機溶剤の毒作用 T51-T65:薬用を主としない物質の毒作用
Z57:危険因子への職業的曝露 Z55-Z65:危険因子への曝露
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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