WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01594 |
クロナゼパムclonazepam3L125-0000-023-205 |
遠心
|
03 ↓
02 |
2週 冷蔵 |
LC-MS/MS | ng/mL 10~70 |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
01594 |
クロナゼパムclonazepam3L125-0000-023-205 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
2週 冷蔵 |
LC-MS/MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL 10~70 |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
備考
検体
- 半減期が長いため随時も可能ですが、同一患者では一定時刻に採血することが推奨されています。
算定
- チャート参照:特定薬剤治療管理料
参考
- 主な商品名:ランドセン、リボトリール
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
診療報酬
- 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
- 実施料:管理料[470]
- 診療報酬区分:B001 2イ
チャート
容器
容器番号03:汎用容器(分離剤なし)
- 容量: 5.5mL・9mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 血中薬物濃度
(血清の場合)
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
検査項目解説
臨床的意義
ベンゾジアゼピン系の抗てんかん剤である。副作用に呼吸抑制、筋緊張低下、情動不安などが知られている。
1.作用
クロナゼパムは、1980年に発売が開始されたてんかんの治療に用いられる薬剤である。
抑制性のγ-アミノ酪酸(GABA)ニューロンのシナプス後膜に存在するベンゾジアゼピンレセプターにアゴニストとして高い親和性で結合し、GABA親和性を増大させ、GABAニューロンの作用を特異的に増強して効果を発現する。
健康成人男子6例に0.5 mg、2錠を経口投与後、2時間で最高血中濃度になり半減期は約27時間であったという。
2.禁忌
急性狭隅角緑内障の患者、重症性筋無力症の患者には投与しない。
3.採血時期
次回投与直前(トラフ)。
【主に用いられる疾患】
てんかん
【副作用】
複視,振戦,運動失調
関連疾患
G40.9.2:てんかん → G40-G47:挿間性・発作性疾患
H53.2.1:複視 → H53-H54:視機能の疾患
R25.1.8:振戦 → R25-R29:神経系・筋骨格系の症状
R27.0.1:運動失調 → R25-R29:神経系・筋骨格系の症状
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.