WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
04688 |
ブロチゾラム |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL |
4~6日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
04688 |
ブロチゾラム |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL |
4~6日 |
備考
参考
- 主な商品名:レンドルミン、ソレントミン
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
容器
容器番号03:汎用容器(分離剤なし)
- 容量: 5.5mL・9mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 血中薬物濃度
(血清の場合)
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
検査項目解説
臨床的意義
チエノトリアゾロジアゼピン系の催眠剤である。催眠、抗不安、抗痙攣作用が強い。併用薬剤により血中濃度が増減するので注意が必要である。
1.作用
ブロチゾラム(C15H10BrClN4S)は、チエノトリアゾロジアゼピン系の催眠剤である。薬理学的なスペクトルは、ベンゾジアゼピン系薬剤と類似しているが、催眠、抗不安、抗痙攣作用が強く、弛緩作用は比較的弱い。
作用機序は、中枢神経系の代表的な伝達抑制物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)を会介して情動を司る視床下部や大脳辺縁系を抑制し、自律神経系やその他の部位からの余剰刺激を遮断することによるものと考えられている。
健康成人に経口投与したところ、約1.5時間で血中濃度のピークに達し、半減期は約7時間である。健康成人に経口投与時、脳波上入眠時間の短縮と中途覚醒時間の減少が認められ、徐波睡眠およびREM睡眠に与える影響はほとんどなかったという。
副作用としては残眠感、眠気、ふらつき、頭重感、だるさ、眩暈などがあり、他に肝機能障害、黄疸、ベンゾジアゼピン投与による呼吸抑制が報告されている。
2.禁忌
急性狭隅角緑内障のある患者、重症筋無力症の患者への投与は禁忌とされている。
【主に用いられる疾患】
睡眠障害
【副作用】
肝障害
関連疾患
G47.9.1:睡眠障害 → G40-G47:挿間性・発作性疾患
K76.9.4:肝障害 → K70-K77:肝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.