WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 10 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 有効治療濃度
採血時期
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

25516

プロメタジンpromethazine

3M265-0000-023-205

血液
3

遠心

血清
1

03

02

 

 

LC-MS/MS

ng/mL

4~6日

項目
コード
検査項目

25516

プロメタジンpromethazine

3M265-0000-023-205

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
3

遠心

血清
1

03

02

 

 

LC-MS/MS
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

4~6日

備考

参考

  • 主な商品名:ヒベルナ、ピレチア

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

容器

容器番号03:汎用容器(分離剤なし)

  • 容量: 5.5mL・9mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 血中薬物濃度
    (血清の場合)

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

検査項目解説

臨床的意義

パーキンソニズム、アレルギー性鼻炎、麻酔前投与に用いられるフェノチアジン系薬剤である。過剰投与により中枢神経抑制や低血圧、呼吸障害、錐体外路症状などが起こる。

1.作用
 プロメタジン(C34H40N4S2・C15H12O6)は、フェノチアジン系の第一世代抗ヒスタミン薬である。

 主な作用機序として、第一に炎症、アレルギー反応などを引き起こすヒスタミンの受容体であるヒスタミンH1受容体を阻害し抗ヒスタミン作用を有する。第二に神経伝達物質であるアセチルコリンの受容体であるムスカリン受容体を、阻害することによる抗コリン性抗パーキンソン作用がある。さらに抗アナフィラキシー作用を持つ。他に中枢神経抑制作用を有し、催眠増強、鎮痛、制吐、血圧降下作用などの副作用を有する。

 健康成人男性に25 mg経口投与すると、約3時間で最高血中濃度に達する。半減期は約13時間である。

 プロメタジンと抗コリン作用を有する薬剤を併用することで、相互に抗コリン作用を増強することがあるため、併用に注意することとされている。

2.禁忌
 フェノチアジン系化合物およびその類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者、昏睡状態の患者、バルビツール酸誘導体・麻酔剤などの中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者、閉塞隅角緑内障の患者、前立腺肥大など下部尿路に閉塞性疾患のある患者、2歳未満の乳幼児への投与は禁忌とされている。

【主に用いられる疾患】

パーキンソン症候群アレルギー性鼻炎鼻汁蕁麻疹

【副作用】

肝障害

関連疾患

G20.1:パーキンソン症候群 G20-G26:錐体外路障害・異常運動
J30.4.2:アレルギー性鼻炎 J30-J39:上気道疾患
J31.0.12:鼻汁 J30-J39:上気道疾患
L50:蕁麻疹 L50-L54:蕁麻疹・紅斑
K76.9.4:肝障害 K70-K77:肝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

フリーワード検索

複数ワードはスペース区切り:
ページトップへ

記載内容について