WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
26976 |
バニリルマンデル酸 〈クレアチニン補正〉 |
|
25 |
冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mg・Cr 1.2~4.9 |
90 D008 4 生Ⅱ |
3~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
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26976 |
バニリルマンデル酸 〈クレアチニン補正〉 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
25 |
冷蔵 |
LC-MS/MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/mg・Cr 1.2~4.9 |
90 D008 4 生Ⅱ |
3~4日 |
備考
基準
- チャート参照:正常児参考基準値
報告
- バニリルマンデル酸濃度(mg/L)およびクレアチニン値(mg/dL)もご報告します。
診療報酬
- 保険名称:内分泌学的検査/バニールマンデル酸(VMA)
- 実施料:90
- 診療報酬区分:D008 4
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
チャート
容器
容器番号25:尿一般容器
- 容量: 10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 尿一般検査
検査項目解説
臨床的意義
カテコールアミンの最終代謝産物である。カテコールアミン産生腫瘍(褐色細胞腫、神経芽細胞腫)の診断と経過観察に用いられる。
バニリルマンデル酸(VMA)は、カテコールアミン(ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリンなど)の最終代謝産物で、主にカテコールアミン産生腫瘍(褐色細胞腫、神経芽細胞腫)の診断に用いられる。血中のカテコールアミン量は日内変動があり、ストレスなどで大きく変わるため、蓄尿による代謝産物の定量がより正確に平均的分泌量を反映する。
褐色細胞腫は、副腎髄質や交感神経節のクロム親和性細胞から発生し、高血圧、心悸亢進、頭痛、吐気などの症状を来す。症状には発作型と持続型の2つの型があるが、発作型褐色細胞腫の非発作時でも尿中カテコールアミンやその代謝物であるメタネフリンやホモバニリン酸(HVA)などの上昇が認められる。
神経芽細胞腫は小児に好発する腹部悪性腫瘍で、80 %以上に尿中VMAの排泄増加がみられる。HVAの同時測定でさらに診断効率が上昇する。
カテコールアミンの作用不足により起立性低血圧症を来すShy-Drager症候群では、尿中VMAは低値となる。
【高値を示す疾患】
神経芽腫,褐色細胞腫
【低値を示す疾患】
家族性自律神経失調症,シャイ・ドレーガー症候群
備考
- チャート参照:カテコールアミンの代謝経路
関連疾患
C74.9.2:神経芽腫 → C73-C75:甲状腺・内分泌腺腫瘍
D35.0.2:褐色細胞腫 → D10-D36:良性腫瘍
G90.1.1:家族性自律神経失調症 → G90-G99:その他の神経系疾患
G90.3.1:シャイ・ドレーガー症候群 → G90-G99:その他の神経系疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.