WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

26547

BCA225BCA225

5D125-0000-023-052

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

3週

冷蔵

CLEIA

U/mL

160.0 未満

包括158

D009 20

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

26547

BCA225BCA225

5D125-0000-023-052

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

3週

冷蔵

CLEIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

U/mL

160.0 未満

包括158

D009 20

生Ⅱ

2~3日

備考

「腫瘍関連検査」分野共通の特記事項

  • [ご参考]「腫瘍関連検査に関する検体検査実施料 注釈」(チャート参照)、「検体検査実施料と悪性腫瘍特異物質治療管理料」(チャート参照)、「腫瘍部位とマーカーの有用性」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:腫瘍マーカー/BCA225
  • 実施料:包括158
  • 診療報酬区分:D009 20
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 腫瘍マーカーは、悪性腫瘍の患者であることが強く疑われる者に対して検査を行った場合に、悪性腫瘍の診断の確定又は転帰の決定までの間に1回を限度として算定する。悪性腫瘍の診断が確定し、計画的な治療管理を開始した場合、当該治療管理中に行った腫瘍マーカーの検査の費用は「B001」特定疾患治療管理料の「3」悪性腫瘍特異物質治療管理料に含まれ、腫瘍マーカーは、原則として、「B001」特定疾患治療管理料の「3」悪性腫瘍特異物質治療管理料と同一月に併せて算定できない。ただし、悪性腫瘍の診断が確定した場合であっても、次に掲げる場合においては、「B001」特定疾患治療管理料の「3」悪性腫瘍特異物質治療管理料とは別に腫瘍マーカーの検査料を算定できる。

  • ア 急性及び慢性膵炎の診断及び経過観察のために「8」のエラスターゼ1を行った場合
  • イ 肝硬変、HBs抗原陽性の慢性肝炎又はHCV抗体陽性の慢性肝炎の患者について、「2」のα-フェトプロテイン(AFP)、「10」のPIVKA-II半定量又は定量を行った場合(月1回に限る。)
  • ウ 子宮内膜症の診断又は治療効果判定を目的として「11」のCA125又は「27」のCA602を行った場合(診断又は治療前及び治療後の各1回に限る。)
  • エ 家族性大腸腺腫症の患者に対して「3」の癌胎児性抗原(CEA)を行った場合

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

小林美耶子, 他: 医学と薬学 72, (7), 1249, 2015.

検査項目解説

臨床的意義

乳癌に対する腫瘍マーカーである。乳癌術後のモニタリングや再発乳癌に対する治療効果判定に有用である。

 BCA225は、Mesa-Tejadaら(1978年)により、乳癌細胞株培養上清中のウイルス様粒子画分を免疫原として作製されたモノクローナル抗体であるCU18およびCU46によって認識される抗原で、免疫組織化学的に乳癌に特異的とされている。

 BCA225は病期の進行に伴って陽性率の上昇を認め、さらに再発乳癌ではきわめて高い陽性率を示す。こうした所見は進行がんや再発性乳癌においてがん細胞の崩壊やがん細胞自体の血中への流出頻度が増加することを反映したものと推定される。したがって、BCA225の臨床的意義は、乳癌の早期発見よりも乳癌術後のモニタリングや再発乳癌に対する治療効果判定に求められる。

 乳癌の血中腫瘍マーカーには他にCA15-3があり、CEAやNCC-ST-439なども用いられることがある。いずれも組み合わせることで陽性率は上昇するが、保険請求上の留意も必要である。

【高値を示す疾患】

乳癌

関連疾患

C50.9.8:乳癌 C50-C50:乳癌
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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