WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
05120 |
シフラ |
遠心
|
01 |
冷蔵 |
CLIA | ng/mL 3.5 以下 |
包括154 D009 18 生Ⅱ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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05120 |
シフラ |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
冷蔵 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL 3.5 以下 |
包括154 D009 18 生Ⅱ |
2~3日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:腫瘍マーカー/サイトケラチン19フラグメント(シフラ)
- 実施料:包括154
- 診療報酬区分:D009 18
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
検査項目解説
臨床的意義
肺の扁平上皮癌および腺癌の診断、経過観察に有用な血中腫瘍マーカーである。
シフラ(cytokeratin 19 fragment:CYFRA)は、上皮細胞の中間径フィラメントの構成タンパク質であるサイトケラチン分子のひとつであるサイトケラチン19の可溶性フラグメントの通称である。
各種サイトケラチンには一定の細胞種特異性が存在する。このうちサイトケラチン19は広く上皮性細胞に分布し、肺の非小細胞癌、とりわけ扁平上皮癌や腺癌で多量に産生されることが知られている。
がん患者においては、細胞内プロテアーゼの作用に基づくサイトケラチンの分解亢進により可溶性フラグメント(シフラ)の血中濃度が増加すると考えられており、その測定は非小細胞肺癌の血清診断に有用である。また、各種婦人科がんでも高値を示すことが報告されている。血中濃度に対する喫煙の影響は認められないが、加齢に伴ってやや高値を呈する例が出現することには留意すべきである。
臓器非特異的な腫瘍マーカーであるTPA(組織ポリペプチド抗原)もまた、サイトケラチン関連物質であることが明らかになり、その測定系に用いられる抗体がサイトケラチン8、18および19と交差反応性を示すことが報告されている。よって、シフラとTPAの同時測定は意義が乏しく避けるべきである。肺癌、とりわけ扁平上皮癌ではシフラの測定が一般的になっている。
【高値を示す疾患】
肺癌
関連疾患
C34.9.12:肺癌 → C30-C39:呼吸器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.