WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

12324

HIV-1/2抗体確認検査HIV-1

5F560-1430-023-190

開栓厳禁単独検体

血液
2

遠心

 

 

血清
0.6

 

 

 

指定容器 

 

62

 

 

 

 

4週

冷蔵

イムノクロマトグラフィー法

陰性(-)

660

D012 63

免疫

3~6日

項目
コード
検査項目

12324

HIV-1/2抗体確認検査HIV-1

5F560-1430-023-190

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

開栓厳禁単独検体

血液
2

遠心

 

 

血清
0.6

 

 

 

指定容器 

 

62

 

 

 

 

4週

冷蔵

イムノクロマトグラフィー法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

陰性(-)

660

D012 63

免疫

3~6日

備考

項目

  • チャート参照:「HIV抗原・抗体」検査の留意点

検体

  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
  • 提出検体量は、スクリーニング検査(CLIA法)および抗体確認検査(イムノクロマトグラフィー法)の両方を行った場合の必要量です。
  • 他の項目とは別に、単独検体にてご提出ください。

容器

  • 凍結する場合は、ウイルス遺伝子検査用容器(血清用)(容器番号97)をご使用ください。

基準

  • チャート参照:イムノクロマトグラフィー法によるHIV-1抗体とHIV-2抗体の判定基準

診療報酬

  • 保険名称:感染症免疫学的検査/HIV-1特異抗体・HIV-2特異抗体
  • 実施料:660
  • 診療報酬区分:D012 63
  • 判断料区分:免疫学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 「63」のHIV-1特異抗体・HIV-2特異抗体は、スクリーニング検査としての「16」のHIV-1,2抗体定性若しくは同半定量、「16」のHIV-1,2抗原・抗体同時測定定性、「17」のHIV-1抗体、「20」のHIV-1,2抗体定量又は「20」のHIV-1,2抗原・抗体同時測定定量によって陽性が確認された症例について、確定診断を目的として、全血、血清又は血漿を検体とし、イムノクロマト法により測定した場合に算定する。なお、本検査を実施した場合、本区分の「55」HIV-1抗体(ウエスタンブロット法)及び「58」HIV-2抗体(ウエスタンブロット法)は、別に算定できない。

「HIV1抗原・抗体(スクリーニング)」によって陽性が確認された症例について、確定診断を目的として測定した場合に算定できます。

チャート

「HIV抗原・抗体」検査の留意点
イムノクロマトグラフィー法によるHIV-1抗体とHIV-2抗体の判定基準

容器

容器番号62:ウイルス遺伝子検査用容器(5mL管)

  • 容量: 5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 高感度HBs抗原,
    HIV抗原・抗体

参考文献

Moon HW. et al.: PLoS One 10, (9), e0139169, 2015.

検査項目解説

臨床的意義

HIV-1およびHIV-2の抗原および抗体を同時に検出する検査である。

 ヒト免疫不全症ウイルス(HIV)は、AIDS(acquired immunodeficiency syndrome:後天性免疫不全症候群)の原因ウイルスである。HIVの直径は、約100 nmで外被膜には2種類の糖タンパク(HIV-1ではgp120,gp41、HIV-2ではgp125,gp36)があり、その内部にはコア蛋白(HIV-1でp24、HIV-2でp26)が存在する。

 AIDSは、1981年にアメリカで報告されたHIVの感染により起こる感染症であり、1983年にはHIV-1、1986年にHIV-2が発見された。

 HIV感染後、抗体が陽性となるまで通常4~8週を要し、この期間はウィンドウ期とよばれる。

 スクリーニング検査は、このHIV-1およびHIV-2抗体、さらにHIV p24抗原を同時に検出するものであり、抗体産生までのウィンドウ期においても検出が可能である。しかし、HIVp24抗原は抗体検出可能な時期に数日間先だって検出されるため、その前の時期ではたとえ感染があったとしても本検査では検出することができない。

 また、HIV-1RNA定量検査は、この時期よりさらに先立って検出が可能なため、感染の可能性があるがスクリーニング検査が陰性の場合には、HIV-1RNA定量検査を行うことがよいとされている。また、スクリーニング検査で陽性が認められたときには、HIV-1/2抗体確認検査、HIV-1RNA定量検査を行うことが推奨される。

【陽性を示す疾患】

HIV感染症

関連疾患

B24.6:HIV感染症 B20-B24:ヒト免疫不全ウイルス病(HIV)
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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