WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
06982 |
ノロウイルス(SRSV)-RNA同定norovirus5F630-1450-015-875 |
単独検体開栓厳禁
|
指定容器 55 |
凍-20℃以下 |
リアルタイムRT-PCR法 | 検出せず |
2~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
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06982 |
ノロウイルス(SRSV)-RNA同定norovirus5F630-1450-015-875 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
単独検体開栓厳禁
|
指定容器 55 |
凍-20℃以下 |
リアルタイムRT-PCR法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
検出せず |
2~4日 |
備考
検体
- 必ず遺伝子検査の専用検体としてご提出ください(同一検体で病原体核酸検査以外の項目との重複依頼は避けてください)。
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
容器
容器番号55:感染症遺伝子増幅検査用容器
- 容量: 15mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 結核菌群核酸同定,
MAC核酸同定
検査項目解説
臨床的意義
経口感染を主感染経路とする冬期の代表的な胃腸炎・食中毒の原因ウイルスであるノロウイルスの核酸検出検査である。
ノロウイルス(norovirus)は、カリシウイルス科に分類され、直径は27~32 nmでロタウイルスの半分と小さい一本鎖のプラスRNAである。ノロウイルスは、従来電子顕微鏡で観察される形態学的分類から、小型球形ウイルス(small round structured virus-RNA detection:SRSV)と呼ばれていたが、2002年に国際的にノロウイルスに統一された。
ノロウイルスは、感染成立後1~2日の潜伏期を経て腹痛、下痢、嘔吐などで発症する。通常、血便はみられず、2~3日間のうちに比較的軽症で寛解する場合が多い。ノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎または食中毒は年間を通じてみられるが、特に冬季の胃腸炎、食中毒に発生が多い。
主な感染経路は経口感染(食品、糞口)である。感染源は感染者の糞便や吐物およびこれらに汚染された物品類と、食中毒としての汚染されたカキやその他の二枚貝類の生食、または不十分な加熱調理での食事や、感染者によって汚染された食品の喫食が代表的なものとして挙げられる。カキやハマグリなどによる伝播経路については次のように考えられている。海水と一緒にノロウイルスが貝類の鰓(えら)に入り、中腸腺細胞で補足濃縮される。十分な加熱処理を加えずにこれらを食した場合、感染が成立する。
ヒトが唯一の感受性のある動物であり、ノロウイルスには増殖させるための培養細胞系や実験動物系がない。血清学的には多くのノロウイルスが存在するといわれるが形態学的に判別することはできない。
ノロウイルスの検査にはELISA法による抗原検査などがあるが、PCR法が実用的なレベルに達している。
ノロウイルスの院内感染例も報告されており、検体の採取のみならず、患者の糞便、衣類などの管理には注意が必要である。
【陽性を示す疾患】
ノロウイルス性胃腸炎
関連疾患
A08.1.1:ノロウイルス性胃腸炎 → A00-A09:腸管感染症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.