WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 最低希釈倍率 | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00262 |
単純ヘルペス(HSV) 《CF》herpes simplex virus5F190-1430-023-141 5F190-1430-041-141 |
遠心
または
|
01
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
CF | 血清 4 倍 |
79 D012 11 免疫 |
3~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00262 |
単純ヘルペス(HSV) 《CF》herpes simplex virus5F190-1430-023-141 5F190-1430-041-141 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
または
|
01
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
CF |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
血清 4 倍 |
79 D012 11 免疫 |
3~5日 |
備考
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:感染症免疫学的検査/ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)(1項目当たり)
- 実施料:79
- 診療報酬区分:D012 11
- 判断料区分:免疫学的検査
治療上必要な場合に行うものとし、同一検体で同一ウイルスに対する複数の測定方法を実施した場合は、所定点数のみ算定できます。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
検査項目解説
臨床的意義
1型は口唇ヘルペス、2型は性器ヘルペスとして分類されている。STDとしても重要である。
単純ヘルペスウイルス(HSV)は、その性質から1型と2型に分類される。
1型は、主に上半身に感染することから、一般的に口唇ヘルペスといわれる。初感染の90 %は不顕性といわれるが、顕性の場合小児期では歯肉口内炎、思春期では咽頭扁桃腺炎として発症することが多い。初感染後、終生神経節に潜伏し再発性口唇ヘルペスとして発症を繰り返すことがある。
2型は、主に下半身に感染することから、性器ヘルペスともいわれ性行為感染症(STD)の重要な疾患のひとつである。しかし、STDとしては1型による初感染の方が症状は重い。他に角結膜炎やヘルペス性皮膚炎、脳炎などを起こすこともある。また、性器ヘルペスの母体から垂直感染で生まれた子は重篤な全身性感染を呈することがあり、致命率も高い。
HSV感染症では、大部分が不顕性感染で、すでに抗体を保有していることが多いため、単一時点での測定では新しい感染かを判定できないことが多く、ペア血清で測定を行うことが望ましい。CF、またはNT検査で急性期と回復期で4倍以上の抗体価の上昇があった場合に、感染があったと診断される。EIA法はCF法よりも感度が高く、IgG、IgMの型別も可能である。
【陽性を示す疾患】
単純ヘルペス感染症,性器ヘルペス,口唇ヘルペス,ヘルペス角膜炎
関連疾患
A60.0.7:性器ヘルペス → A50-A64:性行為感染症
B00.1.6:口唇ヘルペス → B00-B09:皮膚粘膜系のウイルス感染症
B00.5.6:ヘルペス角膜炎 → B00-B09:皮膚粘膜系のウイルス感染症
B00:単純ヘルペス感染症 → B00-B09:皮膚粘膜系のウイルス感染症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.