WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 10 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 最低希釈倍率 | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00284 |
日本脳炎 《CF》Japanese encephalitis virus5F385-1430-023-141 5F385-1430-041-141 |
遠心
または
|
01
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
CF | 血清 4 倍 |
79 D012 11 免疫 |
3~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00284 |
日本脳炎 《CF》Japanese encephalitis virus5F385-1430-023-141 5F385-1430-041-141 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
または
|
01
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
CF |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
血清 4 倍 |
79 D012 11 免疫 |
3~5日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:感染症免疫学的検査/ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)(1項目当たり)
- 実施料:79
- 診療報酬区分:D012 11
- 判断料区分:免疫学的検査
治療上必要な場合に行うものとし、同一検体で同一ウイルスに対する複数の測定方法を実施した場合は、所定点数のみ算定できます。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
検査項目解説
臨床的意義
蚊が媒介するウイルス感染症である。発病すると致命率が高く、後遺症は重大である。治療可能な脳炎、髄膜炎との鑑別目的で測定する。
日本脳炎ウイルスは、フラビウイルス科に属し、蚊で媒介される日本脳炎の病原体である。本症の患者を日本国内でみることはまれであるが、中国や韓国、東南アジアなどでは依然として流行がみられる。水田に生棲するコガタアカイエカを媒介して、豚との間で感染を繰り返すうちにウイルスが増殖し、蚊の吸血時にヒトに伝播される。
日本脳炎ウイルス感染の多くは不顕性感染であるが、約300人に1人が脳炎を発症し高熱と意識障害を呈する。発病すると致命率20~50 %といわれ、回復者でも70~80 %に神経精神障害を伴う後遺症がみられる。
細菌性、真菌性脳炎や髄膜炎との鑑別、また、ヘルペス脳炎を除外するなど治療可能な脳炎、髄膜炎やウエストナイル熱との鑑別のために本検査が行われる。CF法またはHI法での確定診断には、単一血清ではCF法は32倍以上、HI法は640倍以上であることが必要で、ペア血清で抗体価が4倍以上であればほぼ確実である。
【陽性を示す疾患】
日本脳炎
関連疾患
A83.0.1:日本脳炎 → A80-A89:中枢神経系のウイルス感染症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.