WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

04216

クラミジア・トラコーマチス抗体 IgA&IgGChlamydia trachomatis antibody-IgG & IgA

5E020-0000-023-023

血液
1

遠心

血清
0.3

 

 

01

 

 

冷蔵

EIA

陰性(-)
(C.O.I) 0.900 未満

200

D012 43

免疫

3~5日

項目
コード
検査項目

04216

クラミジア・トラコーマチス抗体 IgA&IgGChlamydia trachomatis antibody-IgG & IgA

5E020-0000-023-023

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

血清
0.3

 

 

01

 

 

冷蔵

EIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

陰性(-)
(C.O.I) 0.900 未満

200

D012 43

免疫

3~5日

備考

基準

  • 判定保留0.900~1.099
    陽性1.100 以上

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:感染症免疫学的検査/グロブリンクラス別クラミジア・トラコマチス抗体
  • 実施料:200
  • 診療報酬区分:D012 43
  • 判断料区分:免疫学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ グロブリンクラス別クラミジア・トラコマチス抗体

  • ア 「43」のグロブリンクラス別クラミジア・トラコマチス抗体は、クラミジア・トラコマチス抗原検出不能又は検体採取の困難な疾患(骨盤内感染症、卵管炎、副睾丸炎、新生児・乳児肺炎等)の診断に際し、IgG抗体価又はIgA抗体価を測定した場合又は新生児・乳幼児肺炎の診断に際し、IgM抗体価を測定した場合に算定する。
  • イ IgG抗体価、IgA抗体価及びIgM抗体価のうち2項目以上を同時に測定した場合は、主たるもののみ算定する。

クラミジア・トラコマチス抗原検出不能または検体採取の困難な疾患(骨盤内感染症、卵管炎、副睾丸炎、新生児・乳児肺炎等)の診断に際し実施した場合に算定できます。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

梶原祥子, 他: 医学と薬学 37, 711, 1997.

検査項目解説

臨床的意義

STDの代表的な原因病原体のクラミジア・トラコマーチスの抗体検査である。特異性が高くIgAは感染性・活動性、IgGは感染の既往の指標となる。

 クラミジア・トラコーマチス(Chlamydia trachomatis)感染症は、性行為感染症(STD)の主要なもののひとつで、尿路感染症や不妊症の原因となる。

 検査法には、患部から擦過検体あるいは尿を採取する抗原系の検査と、血清中の免疫抗体を測定する抗体検査がある。

 本検査では、クラミジア・トラコーマチス特異的なIgG、IgAを測定する。検査材料に血清を用いることで擦過検体を主に用いる抗原検査と比較し検体採取が容易であるという利点がある。また、抗原検査にみられる検体の採取部位や採取方法によりばらつきの出る可能性も少ない。

 一般的なウイルスなどの感染症では、感染初期にIgMが認められ早期感染が証明されるが、クラミジア感染症では症状が顕著でないため、時期的にIgMの検出の機会を逃す場合が多い。さらに、クラミジア感染症は増殖が活発な時期と一致してIgAが認められることから、活動や感染性の指標としてはIgAの測定が用いられる。また、IgAが陰性化するまで治療を行う場合も多い。一方、IgG価により感染の既往を診断することも可能である。

【陽性を示す疾患】

クラミジア感染症

関連疾患

A74.9.1:クラミジア感染症 A70-A74:クラミジア感染症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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