WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

27063

マイコプラズマ・ジェニタリウム薬剤耐性遺伝子解析

6B617-1405-001-848

6B617-1405-085-848

 

 

初尿
4.5

または

 

 

ぬぐい液

指定容器 

 

86

 

指定容器 

 

85

 

1年

冷蔵

 

 

1年

冷蔵

パイロマークシークエンス法

4~7日

項目
コード
検査項目

27063

マイコプラズマ・ジェニタリウム薬剤耐性遺伝子解析

6B617-1405-001-848

6B617-1405-085-848

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

 

 

初尿
4.5

または

 

 

ぬぐい液

指定容器 

 

86

 

指定容器 

 

85

 

1年

冷蔵

 

 

1年

冷蔵

パイロマークシークエンス法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

4~7日

備考

項目

  • チャート参照:性感染症検査の留意点
  • 解析対象は、下記の3領域となります。
    23S rRNA(23S rRNA A2071, A2072)、
    GyrA(GyrA M95, GyrA D99)、
    ParC(ParC S83, ParC D87)

検体

  • 他法でマイコプラズマ・ジェニタリウム「陽性」をご確認の上、ご提出ください。
  • うがい液(容器番号86)でも検査可。

検体2

  • 咽頭材料も検査可。

容器

  • 専用容器は、あらかじめご依頼ください。

チャート

性感染症検査の留意点

容器

容器番号86:クラミジア・淋菌(TaqManPCR)用(尿・うがい液用)

  • 採取量: 4.5mL
  • 添加剤: 塩酸グアニジン
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: クラミジア核酸同定,
    淋菌核酸同定,
    トリコモナス/マイコプラズマ・
    ジェニタリウム同時核酸検出
    《TaqManPCR法》

容器番号85:クラミジア・淋菌(TaqManPCR)用(ぬぐい液用)

  • 採取量: -
  • 添加剤: 塩酸グアニジン
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: クラミジア核酸同定,
    淋菌核酸同定,
    トリコモナス/マイコプラズマ・
    ジェニタリウム同時核酸検出
    《TaqManPCR法》

参考文献

濱砂良一: 医学と薬学 78, (9), 1033, 2021.
Deguchi T, et al.: J. Infect. Chemother. 24, (11), 861, 2018.

検査項目解説

臨床的意義

尿道炎、子宮頸管炎や骨盤内炎症性疾患を引き起こすマイコプラズマ・ジェニタリウムの遺伝子変異をパイロマークシークエンス法で測定する検査である。

 マイコプラズマ・ジェニタリウム(Mycoplasma Genitalium:MG)は、非クラミジア・非淋菌性感染症における主要な病原菌で、淋菌やクラミジアと同様に、尿道炎、子宮頸管炎や骨盤内炎症性疾患を引き起こす。

 MGの正確な疫学調査は実施されていないが、淋菌、クラミジアの感染者数および尿道炎におけるMGの割合などから国内の感染者数は1万人程度と推定される。

 MGに対しては、アジスロマイシン(AZM)およびシタフロキサシン(STFX)という抗生物質による治療が推奨されている。しかしながら、薬剤耐性遺伝子を持った菌が増加し治療失敗例も散見されることには留意されたい。

 MGの分離培養はきわめて難しいが、本検査では、AZM耐性遺伝子とされる23S rRNA領域、STFX耐性遺伝子とされるParCおよびGyrA領域における遺伝子変異を、パイロマークシークエンス法を用い測定するものである。本検査は疫学研究にも有用である。

【陽性を示す疾患】

非淋菌性尿道炎

関連疾患

N34.1.3:非淋菌性尿道炎 N30-N39:その他の尿路系疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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