WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 10 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

12524

真菌/細菌 Asp f 1
(アスペルギルス由来)

5A100-2523-023-023

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

FEIA

UA /mL

0.35 未満

110

D015 13

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

12524

真菌/細菌 Asp f 1
(アスペルギルス由来)

5A100-2523-023-023

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

FEIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

UA /mL

0.35 未満

110

D015 13

免疫

2~3日

診療報酬

  • 保険名称:血漿蛋白免疫学的検査/特異的IgE半定量・定量
  • 実施料:110
  • 診療報酬区分:D015 13
  • 判断料区分:免疫学的検査

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

Fukutomi Y. et al.: Allergology International 65, (1), 30, 2016.
Tanimoto H. et al.: Clin. Exp. Allergy 45, (12), 1790, 2015.

検査項目解説

臨床的意義

アスペルギルス・フミガーツス由来のアレルゲンコンポーネントのひとつで、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症の診断に有用である。

 アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(allergic bronchopulmonary aspergillosis:ABPA)は、アスペルギルス属真菌を原因とするアレルギー性気管支肺真菌症である。喘息患者や嚢胞性線維症患者にみられることが多く、胞子として吸入されたアスペルギルスが気道内で発芽・定着(腐生)することでⅠ型アレルギーとⅢ型アレルギー反応を誘発し、発症する。重症喘息患者の中に潜在している例も多く、再発を繰り返すと肺の線維化や呼吸不全に至ることもあり、早期の診断と治療(経口ステロイド薬と経口抗真菌薬)が重要であると考えられている。

 ABPAの原因真菌としてはAspergillus fumigatus(アスペルギルス・フミガーツス)が最も多いと報告されている。既存の粗抽出アレルゲンは臨床的感度が高い一方、非ABPAでも陽性を示すことがある。

 Asp f 1はアスペルギルス・フミガーツス由来のアレルゲンコンポーネントのひとつである。Asp f 1は胞子には含まれずアスペルギルス・フミガーツスの発芽後に分泌されるため、Asp f 1の感作はアスペルギルス・フミガーツスの気道内定着(腐生)が示唆される。

 本検査は既存のアスペルギルス特異的IgEよりも臨床的特異度が高く、粗抽出アレルゲンと組み合わせて測定することはABPAの精度の高い診断に有用と考えられる。

【陽性を示す疾患】

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症

関連疾患

B44.1.1:アレルギー性気管支肺アスペルギルス症 B35-B49:真菌症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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