WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

04826

抗アセチルコリンレセプター結合抗体
(抗AChR抗体)anti acetylcholine receptor antibody

5G385-0000-023-007

血液
1

遠心

血清
0.3

01

02

 

 

RIA(抗ヒトIgG法)

nmol/L

陰性(-)
0.2 以下

775

D014 45

免疫

3~6日

項目
コード
検査項目

04826

抗アセチルコリンレセプター結合抗体
(抗AChR抗体)anti acetylcholine receptor antibody

5G385-0000-023-007

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

血清
0.3

01

02

 

 

RIA(抗ヒトIgG法)
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

nmol/L

陰性(-)
0.2 以下

775

D014 45

免疫

3~6日

備考

基準

  • 疑陽性0.2<,~0.5
    陽性0.6 以上

診療報酬

  • 保険名称:自己抗体検査/抗アセチルコリンレセプター抗体(抗AChR抗体)
  • 実施料:775
  • 診療報酬区分:D014 45
  • 判断料区分:免疫学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 抗アセチルコリンレセプター抗体(抗AChR抗体)

  • ア 「45」の抗アセチルコリンレセプター抗体(抗AChR抗体)は、重症筋無力症の診断又は診断後の経過観察の目的で行った場合に算定できる。
  • イ 本検査と「47」の抗筋特異的チロシンキナーゼ抗体を併せて測定した場合は、主たるもののみ算定する。

重症筋無力症の診断または診断後の経過観察の目的で行った場合に算定できます。
「抗AChR抗体」と「抗MuSK抗体」を併せて測定した場合は、主たるもののみ算定できます。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

太田光煕, 他: ホルモンと臨床 48, 89, 2000.

検査項目解説

臨床的意義

神経伝達物質であるアセチルコリンの受容体に対する自己抗体である。重症筋無力症に特異的な検査である。

 抗アセチルコリンレセプター結合抗体(抗AChR抗体)は、骨格筋の神経筋接合部のシナプス後膜に存在するアセチルコリン受容体(acetylcholine receptor:AChR)に対する抗体である。筋力低下を主訴とする重症筋無力症(MG)患者に特異的に検出される自己抗体であり、主に結合抗体と阻止抗体の2種類に大別される。

 抗AChR抗体によるAChRの破壊、アセチルコリンと受容体の結合阻害と補体を介したシナプス後膜の破壊が、MGの本態である。

 このうち結合型抗体は、AChRとこれに特異的に結合するヘビ神経毒との複合体に反応する抗体である。一方、阻止抗体はAChRとヘビ神経毒との結合を阻害する物質として測定する方法であるが現在はほとんど行われていない。

 結合抗体の方がMGに対する陽性率が高いといわれているが、MGでは結合抗体を持たない症例もあるとの報告もある。

 抗AChR抗体と重症度とは必ずしも相関しないが、臨床像の推移と抗体価の変動は長期観察の結果では、ほぼ相関するといわれている。

【陽性を示す疾患】

重症筋無力症

関連疾患

G70.0.5:重症筋無力症 G70-G73:神経筋接合部・筋の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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