WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

06803

抗LKM-1抗体
(抗肝腎マイクロゾーム-1抗体)anti-liver kidney microsomal type 1 antibodies

5G555-0000-023-023

血液
2

遠心

血清
0.4

 

 

01

 

 

冷蔵

EIA

陰性(-)
index 17.0 未満

215

D014 28

免疫

3~9日

項目
コード
検査項目

06803

抗LKM-1抗体
(抗肝腎マイクロゾーム-1抗体)anti-liver kidney microsomal type 1 antibodies

5G555-0000-023-023

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

血清
0.4

 

 

01

 

 

冷蔵

EIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

陰性(-)
index 17.0 未満

215

D014 28

免疫

3~9日

備考

基準

  • 判定保留17.0~,<50.0
    陽性50.0 以上

診療報酬

  • 保険名称:自己抗体検査/抗LKM-1抗体
  • 実施料:215
  • 診療報酬区分:D014 28
  • 判断料区分:免疫学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 抗LKM-1抗体

  • ア 「28」の抗LKM-1抗体は、ウイルス肝炎、アルコール性肝障害及び薬剤性肝障害のいずれでもないことが確認され、かつ、抗核抗体陰性の自己免疫性肝炎が強く疑われる患者を対象として測定した場合に限り算定できる。
  • イ 本検査を実施した場合は、診療報酬明細書の摘要欄に抗核抗体陰性を確認した年月日を記載すること。

ウイルス肝炎、アルコール性肝障害および薬剤性肝障害が否定され、かつ抗核抗体陰性の自己免疫性肝炎が強く疑われる患者を対象として測定した場合のみ算定できます。
検査を実施した場合は、診療報酬明細書の摘要欄に抗核抗体陰性を確認した年月日を記載する必要があります。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

宮川 浩, 他: 医学と薬学 44, 121, 2000.

検査項目解説

臨床的意義

Ⅱ型自己免疫性肝炎患者に特異的に検出される自己抗体である。PBCやⅠ型自己免疫性肝炎との鑑別に用いられる。

 抗肝腎マイクロゾーム-1抗体(抗LKM-1抗体)は、Ⅱ型自己免疫性肝炎(Ⅱ型AIH)患者に特異的に検出される自己抗体である。

 慢性肝疾患において、その原因が肝炎ウイルスか、あるいは自己免疫的機序によるものかを判別することは、治療方針として肝免疫能へのアプローチの点で180度異なるため、きわめて重要である。

 抗核抗体(ANA)陽性所見に特徴づけられるclassicalなAIH(Ⅰ型AIH)は、一般に中年以降の女性に好発し、病態の進行も緩徐である。これに対して、Ⅱ型AIHの多くは、より若年者においてみられ、しばしば急速に重篤化することから、早期の診断・治療が求められる。また、間接蛍光抗体法では、自己免疫疾患である原発性胆汁性肝硬変(PBC)でみられる抗ミトコンドリア抗体(AMA)の染色パターンが、抗LKM-1抗体のそれにやや類似している。よってPBCと、Ⅱ型AIHを確実に鑑別する上でも抗LKM-1抗体の測定が重要と考えられる。

 本検査は、抗LKM-1抗体の主要対応抗原であるチトクロームP450ⅡD6のリコンビナントタンパク質が用いられている。本抗体を特異的かつ定量的に測定可能であり、自己免疫的機序を疑う肝疾患患者の鑑別に有用である。

【陽性を示す疾患】

自己免疫性肝炎(Ⅱ型)

関連疾患

K75.4.3:自己免疫性肝炎 K70-K77:肝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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