WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
27830 |
抗リン脂質抗体(APL)パネルantiphospholipid syndrome diagnostic panel5G519-0000-023-051 |
遠心
|
01 ↓
02 |
3カ月 凍 |
CLIA | U/mL 各20.0 以下 |
678 D014 30 免疫 |
3~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
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27830 |
抗リン脂質抗体(APL)パネルantiphospholipid syndrome diagnostic panel5G519-0000-023-051 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
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遠心
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01 ↓
02 |
3カ月 凍 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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U/mL 各20.0 以下 |
678 D014 30 免疫 |
3~5日 |
備考
基準
- 基準値は、健常人の99%タイル値に基づいて設定しています。
報告
- 4種(抗CL IgG、抗CL IgM、抗β2GPⅠ IgG、抗β2GPⅠ IgM)の抗リン脂質抗体をご報告します。
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:自己抗体検査/抗カルジオリピンIgG/IgM抗体および抗β2グリコプロテインⅠIgG/IgM抗体
- 実施料:678
- 診療報酬区分:D014 30
- 判断料区分:免疫学的検査
抗リン脂質抗体症候群の診断を目的として、「抗CL IgG抗体」、「抗CL IgM抗体」、「抗β2GPⅠ IgG抗体」および「抗β2GPⅠ IgM抗体」を併せて実施した場合は、主たるもの3つに限り算定できます。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
出口雅士, 他: 産科と婦人科 87, (suppl), 230, 2020.
渥美達也: 腎と透析 84, (4), 572, 2018.
検査項目解説
臨床的意義
抗カルジオリピン抗体IgG/IgMおよび抗β2GPI抗体IgG/IgMの4項目を同時に測定する検査で、APSの診断に有用である。
抗リン脂質抗体症候群(APS)は、血中の抗リン脂質抗体(aPL)により多様な病態を引き起こす自己免疫疾患群である。APSはaPLにより血液が凝固傾向になり、動静脈血栓症や流産・不育症などの妊娠合併症の原因となる後天性血栓性素因と定義されている。
APSには単独で発症する原発性と、自己免疫疾患である全身性エリテマトーデス(SLE)に合併するものがあり、その比率はほぼ半々と考えられている。aPLの主要対応抗原は、陰性荷電を持つリン脂質と結合したβ2グリコプロテインI(β2GPI)とプロトロンビンであることが明らかになっており、診断用検査手法としては抗体自体を測定する免疫学的方法と、ループスアンチコアグラント(LA)を凝固時間の延長により検出する機能的方法に大別される。
免疫学的方法によるaPLの抗体系検査には抗カルジオリピン抗体(aCL)や抗β2GPI抗体などがあるが、従来の保険適用では総合的な評価が困難であるという側面があった。
本検査は、主要なaPLをアイソタイプ別にパネル検査として、aCL IgGとIgMおよび抗β2GPI抗体IgGとIgMの4項目を同時に測定するもので、2020年7月に保険適用となっている。これにより、国際血栓止血学会が定める分類基準および難病情報センターが定める診断基準に沿った検査が可能となり、これらを一連で測定することはAPSの診断に有用と考えられる。
【高値を示す疾患】
抗リン脂質抗体症候群
関連疾患
D68.6.5:抗リン脂質抗体症候群 → D65-D69:凝固障害
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.