WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00462

FAX

ABO式血液型blood typing, ABO blood group system

5H010-0000-019-101

EDTA加血液(2Kまたは2Na)
2

13

冷蔵凍結不可

カラム凝集法

24

D011 1

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

00462

FAX

ABO式血液型blood typing, ABO blood group system

5H010-0000-019-101

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
EDTA加血液(2Kまたは2Na)
2

13

冷蔵凍結不可

カラム凝集法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

24

D011 1

免疫

2~3日

備考

項目

  • チャート参照:血液型検査の留意点
  • チャート参照:緊急報告対象項目とその基準

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:免疫血液学的検査/ABO血液型
  • 実施料:24
  • 診療報酬区分:D011 1
  • 判断料区分:免疫学的検査

チャート

血液型検査の留意点
緊急報告対象項目とその基準

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

参考文献

大久保康人: Med. Technol. 11, 622, 1983.

検査項目解説

臨床的意義

赤血球膜表面に存在する糖脂質抗原とその抗体から、A型、B型、AB型およびO型に分類する血液型の検査である。

 ABO式血液型は、1900年にLandsteinerらにより発見された赤血球膜表面に存在する糖脂質抗原である。A抗原およびB抗原は、抗Aおよび抗B抗体との反応によって検出され、その有無によりA型、B型、AB型およびO型に分類される。このように抗A・抗B抗体を用いて血球の抗原を検出する検査法をオモテ試験という。

 一方、ヒトは血中に赤血球の抗原と相補的な抗体を規則的に持つという特徴がある。このため血中の抗Aおよび抗B抗体を、既知の抗原を持つA血球およびB血球によって検出し、型を同定することができる。これをウラ試験という。

 ABO式血液型における抗原と抗体の組み合わせは以下のとおりである。

[A型]

  • 赤血球にA抗原、血中に抗B抗体を持つ。日本人の出現頻度は約37 %である。
[B型]
  • 赤血球にB抗原、血中に抗A抗体を持つ。日本人の出現頻度は約22 %である。
[AB型]
  • 赤血球にA,B両方の抗原を持ち、血中にはどちらの抗体ももたない。日本人の出現頻度は約9 %である。
[O型]
  • 赤血球にA,Bどちらの抗原もなく、血中に抗A抗体、抗B抗体を持つ。日本人の出現頻度は約32 %である。
 A抗原およびB抗原には通常よりも抗体との反応が弱い場合があり、亜型と呼ばれる。亜型は抗原の量が少ないため、抗体との反応による凝集が通常よりも弱いか起こらない。このため、判定には必ずオモテ試験とウラ試験の両者を併用すべきである。

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