WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00463

Rh-Hr式血液型blood typing, Rh-Hr blood group system

5H025-0000-019-101

EDTA加血液(2Kまたは2Na)
2

13

冷蔵凍結不可

カラム凝集法

148

D011 3

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

00463

Rh-Hr式血液型blood typing, Rh-Hr blood group system

5H025-0000-019-101

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
EDTA加血液(2Kまたは2Na)
2

13

冷蔵凍結不可

カラム凝集法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

148

D011 3

免疫

2~3日

診療報酬

  • 保険名称:免疫血液学的検査/Rh(その他の因子)血液型
  • 実施料:148
  • 診療報酬区分:D011 3
  • 判断料区分:免疫学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 「3」のRh(その他の因子)血液型については、同一検体による検査の場合は因子の種類及び数にかかわらず、所定点数を算定する。

Rh(その他の因子)血液型については、同一検体による検査の場合は因子の種類および数にかかわらず所定点数を算定します。

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

参考文献

山崎順啓: Med. Technol. 11, 631, 1983.

検査項目解説

臨床的意義

Rh式血液型を調べる検査である。Rh陽性とはD因子を持つことを意味する。

 1940年にLandsteiner&Wienerが、アカゲザル(Rhesus monkey)の血球でウサギを免疫して作った抗血清と、ヒトの血球とを反応させ、約85 %の血球に凝集反応を起こすことを発見した。この抗体に対応する抗原がアカゲザルの名称RhesusよりRh因子と名付けられ、その後、Levineらによって新生児溶血性疾患の原因が、母体と胎児の間のこの因子に関する不適合であることが明らかにされた。

 胎児のRh因子によって免疫されて母体にできたRh抗体が、胎盤を介して胎児の血流中に入り、血球を壊す機序が明らかになった。現在では、血液型検査といえばABO式とともに必ずRh式も検査が行われる。

 Rh式血液型の抗原は基本的にはCとc、Dとd、Eとeなる3組の対立因子から構成されている。従来Rh陽性といわれていたのはD因子を持つという意味で、免疫反応の強さからみてこれが臨床的に最も重要である。

 DUとは、抗D抗体と弱く反応するD抗原を表現する広義な用語である。通常のD抗原と比べて質的に異なるものではなく、量的に少ないだけであり、weak Dという表現が用いられる。

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