WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00295 |
抗グロブリン試験 定量クームス試験indirect antiglobulin test5H122-1352-023-101 |
単独検体
遠心
|
01 |
冷蔵 |
試験管法 | 倍 1 未満 |
47 D011 2ロ 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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00295 |
抗グロブリン試験 定量クームス試験indirect antiglobulin test5H122-1352-023-101 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
単独検体
遠心
|
01 |
冷蔵 |
試験管法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
倍 1 未満 |
47 D011 2ロ 免疫 |
2~3日 |
備考
項目
- チャート参照:血液型検査の留意点
検体
- 他の項目とは別に、単独検体にてご提出ください。
- 37℃、1時間加温(反応増強剤は使用しません)。
診療報酬
- 保険名称:免疫血液学的検査/Coombs試験/間接
- 実施料:47
- 診療報酬区分:D011 2ロ
- 判断料区分:免疫学的検査
チャート
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
松田仁志, 他: 検査と技術 24, 1097, 1996.
検査項目解説
臨床的意義
溶血の原因である不完全抗体を検出する検査である。血清中に遊離している不完全抗体の存在証明に用いられる。
抗グロブリン試験の原理は、1908年Moreschiにより報告され、1945年Coombs,Mourant,Raseらにより実用化された。
不完全抗体であるIgGが赤血球膜表面抗原に結合した場合、それだけでは凝集に至らない。しかし、ここにクームス血清を加えると、赤血球表面の抗体同士に架橋が形成され、赤血球は凝集を起こす。この原理を利用して、患者血中の不完全抗体と、O型赤血球を反応させ不完全抗体を検出する検査がクームス試験である。
本試験の目的は溶血性疾患の原因である不完全抗体を検出することにある。新生児溶血性疾患や血液型不適合による溶血性副作用の診断、自己免疫性溶血性貧血患者の治療効果の判定などに用いられる。
間接クームス試験は、被検血清にまず抗原を持つ赤血球(市販のパネルセル)を加えて反応させた後、クームス血清を加えて凝集の有無をみる。間接クームスは、血中の不完全抗体の証明に用いられる検査である。なお、直接クームス試験は赤血球膜表面抗原にすでに結合している不完全抗体の証明に使われる(直接クームス試験参照)。
【陽性を示す疾患】
自己免疫性溶血性貧血,血液型不適合
関連疾患
D59.1.4:自己免疫性溶血性貧血 → D55-D59:溶血性貧血
O36.1.1:血液型不適合 → O30-O48:血液型不適合
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.