WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
08286 |
T細胞系 CD7 |
|
13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | 陽性細胞百分率 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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08286 |
T細胞系 CD7 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
陽性細胞百分率 |
2~3日 |
備考
項目
- 抗原分布:T細胞、NK細胞、未成熟骨髄細胞サブセット
「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項
- [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
容器
容器番号13:血液学容器
- 採取量: 2mL・3mL・4mL
- 添加剤: EDTA-2K
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
血液像,
血液型,
直接クームス試験,
遺伝子検査
検査項目解説
臨床的意義
モノクローナル抗体で検索される、T細胞やNK細胞、胸腺細胞などの白血球表面マーカーである。
CD(Cluster of DifferentiationもしくはCluster Designation)とは、同一の細胞集団または同一の細胞膜抗原や抗原エピトープを認識するモノクローナル抗体を、1つのカテゴリーにまとめたものである。CD分類はこれらのモノクローナル抗体を用いて検索され、形態学的には判別し難い細胞表面構造を免疫学的に特定する方法として広く用いられている。
CD7抗原は分子量40,000の糖タンパクで、細胞外にIg-SF領域を持つ、遺伝子は染色体17q25.2-q25.3に存在しサイトカインの分泌や細胞接着などに補助的な役割を持つと考えられている。
CD7は、T細胞全般、NK細胞、胸腺細胞などのマーカーであり、T細胞分化の全過程において発現している。CD7抗原は末梢血T細胞の85~90 %に存在し、正常な検体において、CD7のモノクローナル抗体は全てのCD8陽性リンパ球とCD4陽性リンパ球の約90 %、および大部分のNK細胞と反応する。また、単球とは弱く反応するが、顆粒球やB細胞とは反応しない。Tリンパ球性白血病細胞の大部分と骨髄系(分化度の低いFAB分類のM0など)および一部のBリンパ球系白血病細胞とも反応する。
なお、細胞表面抗原の解析では、CD陽性細胞の比率だけでなく、抗原の発現強度や他の関連したCD抗原検索結果も参照した上、総合的に判断する必要がある。
[抗原分布]
・T細胞、NK細胞、未成熟骨髄細胞サブセット
【高値を示す疾患】
リンパ性白血病,急性骨髄性白血病
【低値を示す疾患】
免疫不全症
関連疾患
C91:リンパ性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92.0.3:急性骨髄性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D84:免疫不全症 → D80-D89:免疫機構の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.