WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
45834 |
PML::RARA mRNA定量解析PML-RARA8C421-9962-019-875 8C421-9962-046-875 |
開栓厳禁
または
|
89
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | コピー/μg RNA 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~7日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
45834 |
PML::RARA mRNA定量解析PML-RARA8C421-9962-019-875 8C421-9962-046-875 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
開栓厳禁
または
|
89
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
コピー/μg RNA 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~7日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:造血器腫瘍遺伝子検査
- 実施料:2100
- 診療報酬区分:D006-2
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
造血器腫瘍遺伝子検査は検体検査管理加算(Ⅱ)、(Ⅲ)または(Ⅳ)を届け出た医療機関において行われた場合に算定が可能です。外部委託での算定「D006-2」は各自治体により判断が異なっており、算定の可否については審査機関などにご確認ください。
容器
容器番号89:遺伝子検査用容器
- 採取量: 7mL
- 添加剤: EDTA-2Na
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 遺伝子検査
容器番号22:骨髄液保存容器
- 採取量: 下記のとおり
- 添加剤:
保存液 2mL
(RPMI1640,子牛血清) - 保管方法:冷蔵/凍結
- 有効期間:外袋表示
- 主な検査項目: 染色体検査
(採取量0.5mL),
遺伝子検査
(各検査項目の要項に記載)
検査項目解説
臨床的意義
APLは、PML::RARA融合遺伝子が形成されるAMLの一種であり、本検査はAPLの確定診断とモニタリングに用いられる。
PML::RARA融合遺伝子は、急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia:AML)の一種である急性前骨髄球性白血病(acute promyelocytic leukemia:APL)で疾患特異的に認められる染色体転座t(15;17)により、形成される融合遺伝子である。PML遺伝子は15番染色体長腕(15q24.1)に座位し、RARA遺伝子は17番染色体長腕(17q21.2)に座位する遺伝子である。
APLの多くの症例において、播種性血管内凝固症候群を発症する。その結果血栓や出血が多発し、脳出血や各種臓器不全を引き起こす可能性があるため、早期に治療を行う必要がある。また、PML::RARA融合遺伝子由来の融合タンパク質に対する治療薬が存在することから、高い治療効果が期待できる。したがって、重篤な出血を起こす前に診断・治療を行うことが重要である。
本検査は、APLにおいて疾患特異的に認められるPML::RARA融合遺伝子のmRNAを、リアルタイムRT-PCR法により定量解析する。APLは、リアルタイムRT-PCR法、G分染法、FISH法で検査を行うことにより、確定診断が可能である。また、本検査は治療効果判定や再発の早期診断に有用である。
【高値を示す疾患】
急性前骨髄球性白血病
関連疾患
C92.4.1:急性前骨髄球性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.