WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
06708 |
IGH::BCL2再構成BCL2 (BCL2, apoptosis regulator)8C453-9931-019-851 8C453-9931-046-851 8C453-9931-070-851 |
開栓厳禁
または
または
|
13
指定容器 22
27 |
冷蔵
冷蔵
凍-70℃以下 |
PCR法 | 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
8~14日 |
項目 コード |
検査項目 |
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06708 |
IGH::BCL2再構成BCL2 (BCL2, apoptosis regulator)8C453-9931-019-851 8C453-9931-046-851 8C453-9931-070-851 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
開栓厳禁
または
または
|
13
指定容器 22
27 |
冷蔵
冷蔵
凍-70℃以下 |
PCR法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
8~14日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:造血器腫瘍遺伝子検査
- 実施料:2100
- 診療報酬区分:D006-2
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
造血器腫瘍遺伝子検査は検体検査管理加算(Ⅱ)、(Ⅲ)または(Ⅳ)を届け出た医療機関において行われた場合に算定が可能です。外部委託での算定「D006-2」は各自治体により判断が異なっており、算定の可否については審査機関などにご確認ください。
容器
容器番号13:血液学容器
- 採取量: 2mL・3mL・4mL
- 添加剤: EDTA-2K
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
血液像,
血液型,
直接クームス試験,
遺伝子検査
容器番号22:骨髄液保存容器
- 採取量: 下記のとおり
- 添加剤:
保存液 2mL
(RPMI1640,子牛血清) - 保管方法:冷蔵/凍結
- 有効期間:外袋表示
- 主な検査項目: 染色体検査
(採取量0.5mL),
遺伝子検査
(各検査項目の要項に記載)
容器番号27:滅菌スピッツ管
- 容量: 10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 微生物学検査
検査項目解説
臨床的意義
FLで80~90 %を占める変異であるIGH::BCL2融合遺伝子を調べる検査である。
IGH::BCL2融合遺伝子は、濾胞性リンパ腫(follicular lymphoma:FL)で80~90 %を占める変異である。本融合遺伝子は、18番染色体長腕(18q21.33)のBCL2遺伝子と14番染色体長腕(14q32.33)のIGH遺伝子の染色体転座t(14;18)によって再構成される生じる遺伝子である。T(14;18)は、BCL2遺伝子上の2つの転座集中領域であるmajor breakpoint region(MBR)、minor cluster region(MCR)と、免疫グロブリン(Ig)のH鎖J領域(JH)のVDJ再構成に伴って、転座が生じると考えられている。
BCL2遺伝子より生成されるタンパク質であるBCL2蛋白は、抗アポトーシス作用を示す。IGH遺伝子との再構成によりBCL2蛋白が過剰産生されることで、リンパ腫が発生すると考えられている。
本検査では、PCR法によりBCL2遺伝子のmajor breakpoint領域の検索を実施することにより解析する。
【陽性を示す疾患】
濾胞性リンパ腫,びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫
関連疾患
C83.3.3:びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C82.9.1:濾胞性リンパ腫 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.